2025年06月04日
コンテンツ番号18870
生前の功績を称える
(2025年6月4日)
綴子小学校や鷹巣南中学校の校長を務められ、今年1月に逝去された出川長五郎さん(享年88歳)が、このたび瑞宝双光章を受章し、6月4日(水曜日)に市役所第二庁舎で伝達式が行われました。
高齢者叙勲は、公共のために貢献された各界の功労者のうち、春秋叙勲で勲章を授与されていない方で、88歳に達した方に授与されます。
出川さんは、昭和32年から阿仁合中学校講師として教師の道へ進み、その後、鷹巣町立七座小学校、早口小学校、早口中学校、釈迦内小学校、山瀬小学校を経て、昭和39年に田代町立岩野目中学校教諭として採用されました。
その後、田代中学校、森吉中学校、鷹巣中学校、大館市立第一中学校、合川中学校に勤め、平成3年には、秋田県教育委員会指導主事に命じられ、北教育事務所で勤務されました。平成5年に綴子小学校校長に昇任し、その後、鷹巣南中学校校長として、平成9年3月の定年退職まで、地域の子どもたちの教育に大きく貢献しました。
この日の伝達式には、ご子息の出川英章さんが出席し、佐藤教育長から勲章・勲記が授与されました。
伝達にあたり、佐藤教育長は出川さんの経歴や功績など紹介しながら「出川先生は、児童生徒を中心に据え、地域や保護者の方々との絆を強め、学力向上や豊かな心の育成、体験を重視する教育活動、地域との連携などに尽力された。先生の取り組みは、今でも私たち教育に携わる者の道しるべとなっている。生前の先生のご努力、ご指導に感謝するとともに、ご遺族の皆さまには、謹んでお悔やみ申し上げるとともに、先生のご冥福をお祈りいたす」などとあいさつを述べました。