2025年04月05日
コンテンツ番号18612
稚魚たちの健やかな成長を願う
(2025年4月5日)
伊勢堂岱遺跡世界遺産登録推進サケ放流事業の「第15回カムバック縄文サーモン」が、4月5日(土曜日)に世界文化遺産・国指定遺跡「伊勢堂岱遺跡」の下を流れる湯車川で行われ、サケの稚魚約2万匹を放流しました。
この放流事業は、「伊勢堂岱遺跡」の世界遺産登録推進の一環として、同遺跡の一般公開前の毎年この時期に行われています。一時期は、遡上するサケの個体数が減少したことで、小林達雄委員長(元史跡伊勢堂岱遺跡整備検討委員長、國學院大學名誉教授)の発案により、平成23年から継続的に実施し、今回で15回目を迎えました。
湯車川には例年10月中旬からサケが遡上し、史跡のそばでサケの遡上が観察できることはとても珍しく、かつて縄文人も遡上したサケを食料として活用していたと考えられています。サケが遡上するふるさとの川の環境保護を図りながら、遺跡周辺を「カムバック縄文サーモン」の中心地として、世界遺産登録の推進に大きく貢献することを目的に、市観光文化スポーツ部文化スポーツ課が主催、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ(佐藤 要代表)、鷹巣漁業協同組合(湊屋啓二組合長)の共催で行われてきています。
この日の放流事業には、ワーキンググループ、ボランティアガイド、ジュニアボランティアガイド、地元自治会、一般市民など計70人が参加しました。
子どもたちは、元気にすくすくと育ってほしいと願いをこめて稚魚たちの旅立ちを見送りました。
-
放流の様子 -
放流の様子 -
放流の様子