2025年04月09日
コンテンツ番号18605
交通死亡事故ゼロを目指して
(2025年4月9日)
北秋田市交通安全母の会(中嶋洋子会長)の令和7年度総会が、4月9日(水曜日)に北秋田市交流センターで開かれました。
交通安全母の会は、市内の婦人会および母親で組織し、母親の立場から特に子どもと老人の交通事故防止と飲酒運転の撲滅を図り、家庭の平和と幸せな生活を築くため、自ら正しい交通ルールを身につけ交通事故防止活動に努めることを目的としています。
また、同会の主な事業として、1.交通安全思想の普及、徹底を図るための研究・調査・情報交換、2.歩行者および自転車を事故から守るための研究・調査・情報交換および街頭指導の協力、3.飲酒運転撲滅のため、他団体と連携した声かけ運動等の推進などの事業を行っています。
総会で、中嶋会長は「6年度は新入学児童への交通安全啓発品の配布や呼びかけをはじめ、子育て・高齢者世帯訪問事業や啓発活動、研修会、集会参加など各地区で特徴的な活動をしている。鷹巣地区では新入学児童への交通安全啓発品・黄色の鈴づくりを毎年継続し、先月3月24日に贈呈式を行った。来年度からは黄色の鈴を北秋田市全部の小学校に贈呈できることになりそう。母の会の目的は母親の立場から子どもと高齢者の交通事故防止、飲酒運転の撲滅を図り、家庭の平和と幸せな生活を築くため、自ら正しい交通ルールを身に付け、交通事故防止活動に努めることである。『交通安全は家庭から』を合言葉に子どもと高齢者を交通事故から守り、地域が一体となった交通安全運動を進めていきたい」などとあいさつを述べました。
続いて、来賓祝辞では、津谷市長が「常日頃から、母の会の皆さまが、交通安全に関する啓発運動に大変ご尽力いただいていることに、心から厚く感謝申し上げる。秋田県内の交通事故件数や負傷者数は年々減少傾向に見られるが、北秋田市内で2月に交通事故で1名の方が亡くなられるという痛ましい事故があった。亡くなられた方には心よりご冥福を申し上げる。このような死亡事故はあってはならないものであり、また飲酒運転撲滅を目指す市としましても、皆さま方をはじめ、様々な機関と連携をしながら交通事故防止のために一生懸命取り組んでいきたい。交通安全母の会のますますのご発展とご活躍をご祈念申し上げる」などと祝辞を述べました。
次に、茂木浩幸北秋田警察署長が「北秋田市内の昨年度の交通事故件数は24件で、半分以上が交差点で発生している。この場所は、母の会の皆さまが日ごろ交通誘導を行っている所であり、皆さまの活動が無ければ、事故に巻き込まれる歩行者がより増えていたと思う。このように、母の会の皆さまが、日ごろから実態に沿った交通安全活動にご尽力いただいてますことに、心から感謝申し上げる。警察署でも事故の実態に合わせて、横断歩行者を守る歩行者ファースト意識の浸透、自転車利用者のヘルメット着用の啓発といった取り組みを進めていきたい。そして飲酒運転をはじめとした、悪質な運転の取り締まりを強化していきたい」などと祝辞を述べました。
このあと議事に入り、新年度の事業計画では、これまでの活動内容と同様に、1.組織の充実と活動の活性化、2.家庭における交通安全意識の浸透、3.子どもと高齢者を交通事故から守る運動の推進、4.後部座席を含めた全ての座席のシートベルトの着用とチャイルドシートの正しい使用の推進、5.自転車の安全利用の推進の5項目を重要推進事項としています。
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あいさつを述べる中嶋会長 -
祝辞を述べる津谷市長 -
祝辞を述べる茂木北秋田警察署長