2025年01月06日
コンテンツ番号18288
市民誰もが多様な幸せ(ウェルビーイング)を実感できるまちを目指して
(2025年1月6日)
北秋田市役所では、令和7年の仕事始めとなる1月6日(月曜日)に市長が市役所本庁舎で年頭の訓示を行いました。
津谷市長は課長級以上の幹部職員らに対し、「令和7年の新しい年を、皆さんと健やかに迎えることができることを心から喜び合いたい。昨年は、市制施行20周年記念式典を挙行し、これまでの20年を振り返るとともに、次の世代に誇りを持って引き継げるまちづくりに全力で取り組む決意を誓ったところである。年が明け、新たな抱負と期待を胸に身の引き締まる思い。振り返ると、女子相撲や着物コンテストで世界を舞台に活躍した市民や、秋田北鷹高校はじめ、全国を舞台に活躍した市民も多い年であり、記憶と記録に残る大変うれしい1年であった。また、3年連続の大雨災害への対応の一方で、大館能代空港利用者が過去最高を記録し、人の流れ、社会経済の動きが大きくなるとともに、2社の企業誘致と6事業者の事業承継の実現、森吉山国立・国定公園昇格への取り組み、子育て支援と市民病院分娩中止に伴う妊産婦支援事業の策定、ふるさと教育の推進など、着実に成果を上げることができた1年であった。これらは、まさに皆さん一人ひとりが、市民のため、市の発展のために懸命に業務に取り組んだ成果であり、ここに改めて感謝を申し上げる」などと昨年の振り返りと感想を述べました。
続いて、新年にあたり「コロナ禍を乗り越え、経済が緩やかな回復が見込まれる中、足下では物価高騰が続き、世界的には長引くウクライナ情勢にイスラエル・パレスチナ問題、隣国韓国の政情不安などのほか、本年はトランプ・アメリカ大統領の就任が予定されるなど、日本、そして本市を取り巻く状況がさらに大きく変わる1年になる可能性があるということを念頭におかなければならない。こうした中にありながらも、市民の安心・安全を預かるのは私たち。本市の最大の課題である『少子高齢化と人口減少』、この流れを止めるのは容易なことではないが、医療や福祉、教育、防災など社会生活の基盤となる環境を強化し、市民が『より豊かに』『より安心して暮らすことの出来るまち』『住み続けたいまち』の実現に取り組んでいくとともに、DXの推進により利用者目線での行政サービスを進化させ、市民一人ひとりが『多様な幸せ(ウエルビーイング)を実感できるまち』を目指したいと考えている。市政については、かつてないほどのスピード感と、これまでの枠組みを超える政策が一層求められてくる。職員にお願いしたいことは『スピード感』『挑戦する勇気』、そして『選択と集中』。前例の踏襲や横並び、これまでの常識を疑い、常に社会情勢の変化を意識して状況を把握・分析し、今やるべきことは何なのか、地域が必要としていることは何かを見つけ、解決のプロセスを自らが考え、理解し実行されるようお願いする。その過程では失敗することもあるかもしれないが、失敗を恐れるあまり何もしないままでは成長が望めない。失敗から学びを得ることは大切なこと。『積極的に挑戦する勇気』を期待する。そして、より成果を上げるための優先順位を見極め、そこに集中してほしい。決断は私が行う。そして、もちろん責任も負う。皆さんは迷うことなく、批判を恐れず、これまでの経験と成果に自信を持って職務に励んでほしい。そのためにも、管理職には、職務に邁進する職員の力を引き出すオープンそしてフラットな職場づくりに努めていただきたい。1年前には思いもしなかった課題や、新たな技術、サービスが生まれる変化の激しい時代。皆さんは職場のリーダーとして、常に一段高い視座を意識し失敗を恐れず挑戦する、そのような職場づくりを推進するようお願いする」などと新年の抱負や決意などを述べました。
最後に、「今年の干支は『乙巳(きのと・み)』『努力を重ね、物事を安定させていく』『再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく』などと言われている。これまでの努力が実を結び、市民の生活が安定し、北秋田市が発展していくことができるよう、また、未来に続く次の世代にしっかりと引き継いでいけるようにともに頑張ろう」などと訓示を述べました。
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幹部職員らを前に年頭の訓示 -
訓示を述べる津谷市長