2024年12月26日
コンテンツ番号18254
へき地住民の健康を守るため多大な貢献を果たす
(2024年12月26日)
全国自治体病院開設者協議会より、永年にわたり医療に恵まれない地域の住民の健康を守るため自治体病院に医師として勤務した北秋田市民病院の神谷彰名誉院長と米内沢診療所の髙橋賢郎所長が12月26日(木曜日)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞報告をしました。
同協議会は昭和56年から、へき地医療に貢献した医師を対象とする表彰制度を設けており、令和6年度は神谷名誉院長と髙橋所長を含めた全国で17人が受賞されました。
神谷名誉院長は、昭和58年3月に秋田大学医学部を卒業し、平成14年9月に北秋中央病院診療部長として当市に赴任。平成15年10月には北秋中央病院の院長、その後統合により平成22年4月からは北秋田市民病院院長に就任。令和6年4月からは北秋田市民病院名誉院長として、長年にわたり、へき地住民の健康を守るため多大な貢献を果たされました。
髙橋所長は、昭和57年3月に弘前大学医学部を卒業し、平成14年4月に公立米内沢総合病院副院長・内科課長として当市に赴任。平成22年4月には公立米内総合病院の院長に就任。その後統合により平成23年4月に北秋田市立米内沢診療所所長として、21年あまりに渡り北秋田地区の地域医療に尽力されました。
神谷院長は「この度は名誉ある賞をいただき大変恐縮している。この受賞は津谷市長並びに当局の皆さま、病院スタッフ、そして秋田JA厚生連の皆さまのおかげであり、皆さまを代表して表彰されるものだと思っている。北秋田市民病院が開院したのは平成22年だが、それまで大きな難題があったが、病院がなければ地域医療がどうなっていたかと思う。退職するまで約13年、出来ることは全て行ったと思う。今後も病院を外から支えてアドバイスしていきたい」などと受賞の心境を話しました。
また、髙橋所長は「現在米内沢診療所に勤めているが、思い返せば公立米内沢総合病院時代から、へき地医療として特別何かをやったわけではなく、たまたま自分が就職した先がへき地であり、そこに長く務めたということでこの賞をいただいたと思っている。自分一人が頑張ったのではなく、支えてくれたスタッフの皆さんのおかげでもあるので、そのような皆さんと受賞を喜びたい」と話されました。
報告を受けて津谷市長は「このたびはへき地医療に多大なるご功績をいただきました神谷先生、髙橋先生、本当におめでとうございました。そして永年にわたるご功績に感謝を申し上げる。お二人とも、『へき地』という医療の届かない中で、今の市民病院や米内沢診療所で苦労をしながら地域医療を守って支えてくださった。これからも力の続く限り、どうか北秋田市の医療を支えていただけるとありがたい」などと受賞をたたえました。
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北秋田市民病院の神谷名誉院長 -
米内沢診療所の髙橋所長 -
受賞をたたえる津谷市長