2024年12月03日
コンテンツ番号18136
杉薫る美しい伝統工芸品
(2024年12月3日)
11月8日(金曜日)から10日(日曜日)にかけて行われた、第26回日本伝統工芸士会作品展にて「秋田杉桶樽~日本酒&ワインクーラー~」を出品した「桶樽工房あき」(北秋田市大渕)の伝統工芸士 佐藤秋男さんが、経済産業省中部経済産業局長賞を受賞しました。
この作品展は、伝統的技術を保持する職人である伝統工芸士の技量を存分に発揮した作品の展示会を開催することによって、競い合う機会を設け、伝統工芸士の更なる技術・技法の向上を図るとともに、質の高い作品を展示することによって世の評価を得、伝統工芸士の社会的地位の向上を目的としています。
佐藤さんは12月3日(火曜日)に市役所本庁舎を訪問し、津谷市長に受賞報告をしました。
報告を受けて津谷市長は「この度受賞されましたことに、心からお祝い申し上げる。佐藤さんが、自身の技術と経験を活かして時代にあった製品を作り出す、その柔軟な発想が高く評価されたと思う。作品も、天然杉のいい香りと、優しい手触り、そして桶の縁の曲線が大変美しい。北秋田市にこのような素晴らしい工芸品をつくる人物がいることを大変喜ばしく思う。これからも制作に誇りをもって元気に頑張ってほしい」などとお祝いの言葉を述べました。
表彰を受けて佐藤さんは「嬉しいの一言につきる。この展覧会に参加できること自体が大変勉強になる。今回の受賞で、有名な陶器や塗り物を手がける伝統工芸士の方々に少し近づけたと実感している」などと感想を述べました。
-
佐藤さんと出品した「秋田杉桶樽~日本酒&ワインクーラー~」 -
受賞報告の様子 -
作品を鑑賞する津谷市長