2024年11月18日
コンテンツ番号18052
個人・団体の部において県知事表彰を受賞
(2024年11月18日)
このたび青少年健全育成功労者として秋田県知事表彰を受賞された中嶋俊彦さん(個人の部)と、鷹巣地区少年保護育成委員会会長の鎌田一さん(団体の部)が11月18日(月曜日)に市役所を訪れ、津谷市長へ受賞報告を行いました。
中嶋さんは、平成25年より青少年育成北秋田市民会議運営委員として、平成27年からは同市民会議の会長として、地域でのあいさつ運動や子どもたちの伝承芸能合同発表会の開催などに取り組まれています。
また、平成27年には、遺跡を訪れた見学者を案内・紹介する小中高生のガイド組織である「伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイド」を立ち上げ、現在もガイドを担う児童や生徒へ、歴史やガイドとしての心構えに関する指導をされています。
このことから、秋田県社会貢献青少年・青少年健全育成功労者表彰に推薦され、個人の部で県知事表彰を受賞しました。
鷹巣地区少年保護育成委員会は、長年にわたり朝のあいさつ運動や祭典時の街頭補導等を実施されているほか、青少年の規範意識の醸成を目的とした少年防犯弁論大会の開催や、新入学児童への防犯ブザーの贈呈を行う等、青少年の非行防止や健全育成活動に尽力されています。
また、コロナ禍で活動が自粛される中での新たな取り組みとして、秋田内陸鉄道列車内に中吊り防犯広告を提示するなど、工夫を凝らしながら多岐にわたって活動され、団体の部で県知事表彰を受賞しました。
報告を受け津谷市長は「行政が気がつかない部分を率先して担い、青少年育成のために長年ご尽力いただき感謝申し上げる。自治会活動、集落の高齢化、核家族化などから『家族』という言葉が死語になってきているような状況で、義務的ではなく自分たちの思いから活動していただきとても尊い。これからも健康に留意し、これまでの経験をフルに発揮して頑張っていただきたい」などと話しました。
中嶋さんは「少子化や指導者の高齢化などから伝承文化の継承が危ぶまれる。かつては阿仁地区だけで9つも伝承芸能があったが、どこの地域でも単独ではできなく様々なところから助っ人を呼んでやっとできている状況。学校以外で一般の方に見てもらう機会がなかなかないので、我々がお手伝い出来ればと思う」などと話しました。
鎌田さんは「幼少期の芸体験は後に繋がっていく。両親だけでなく、時に祖父母の力も借りながら子どもたちに伝統を残していきたい」などと話しました。
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報告をする中嶋さん -
報告をする鎌田さん -
あいさつをする津谷市長