2024年11月14日
コンテンツ番号18042
未来に備える「防災レポート」が最優秀賞を受賞
(2024年11月14日)
千葉市に所在する「市町村職員中央研修所」(岡本全勝学長)、通称「市町村アカデミー」での研修を受講し、その提出レポートが最優秀レポート「市町村アカデミー学長賞」表彰を受賞した本市職員の佐藤貴詩(たかし)副主幹(北秋田市総務部総務課危機管理係)の表彰状等の伝達式が11月14日(木曜日)に市役所本庁舎で行われ、津谷市長から佐藤副主幹へ表彰状と副賞の記念品が手渡されました。
この「市町村職員中央研修所」(市町村アカデミー)は、全国市長会、全国市議会議長会、全国町村会および全国町村議会議長会の4団体が設立した「公益財団法人 全国市町村研修財団」が管理運営していて、同研修所では、最近における社会経済の急速な進歩や変化に対応し、地方分権型社会の構築に向けて多様化する住民ニーズに即した市町村行政が推進されるよう、研修を通じて市町村職員の能力の向上を図り、もって住民の福祉と地域の振興に資することを目的としています。また、宿泊を伴う研修形態を活かして、全国的な職員のつながりの形成にも努めています。
佐藤副主幹は、同研修所で今年2月14日から22日の9日間、災害に係る危機管理についての専門的知識の習得と災害対応力等の向上を目指して、風水害、地震等に備えた地域防災力の強化、災害応急体制の整備、タイムライン、災害図上訓練等に関する講義・演習の専門実務課程「災害に強い地域づくりと危機管理」の研修を受講しました。
同研修所には、レポート作成(提出)を修了要件としている研修科目があり、これは受講生1人ひとりが問題意識を持って研修に臨み、聴講や演習を重ねながら現状や課題と自らの考え方を整理して文章にすることにより、研修の効果を一層高めることを目的として実施しているもので、佐藤副主幹の提出したレポート「早期避難を促すための自治体の防災対応について(風水害への対応を主眼とした検討)」が年間を通じて質が高く、特に優秀と認められる最優秀レポートの「市町村アカデミー学長賞」に選定され、このたび見事に受賞となりました。受賞となった佐藤副主幹のレポートは、同研修所発行の機関誌「アカデミア」に掲載されます。
この日の伝達式では、津谷市長から表彰状と副賞の記念品が佐藤副主幹に手渡され、津谷市長は「佐藤副主幹は自ら防災士の資格も持ち、日ごろ地域の方々への防災・減災の出前講座など、市民の安全安心のために市民サービスにも励んでいる。このたびの受賞は本市にとっても誇りであり、自分が得た知識を職員だけではなく、今後も市民の皆さんにも伝えてほしい。受賞おめでとうございます」などと労いながら受賞の栄誉をたたえました。
市長からの伝達を受けて、佐藤副主幹は「貴重な学びと気づきの機会を与えていただき、上司や周りの職員に感謝している。災害対応は、自然や我々の力が及ばない大きな力に、限られた人と物資などで対応していく厳しい世界であるが、正しい知識と方法をもって、市民の皆さまに安心していただくように職員1人ひとりが心がけ、組織や地域の総力で立ち向かい、大事な命を守っていかなければならないと考えている。今回学んできた知識を、職員や市民の皆さんにわかりやすく安心感をもって取り組んでいけるように伝えるため、今後も努力を重ねていきたい」などと抱負を述べていました。
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津谷市長から佐藤副主幹に伝達 -
受賞をたたえる津谷市長 -
お礼と抱負を述べる佐藤副主幹