2024年11月10日
コンテンツ番号18028
シーハイル ~そして果てしなく続く未来へ~
(2024年11月10日)
鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団(奈良正人団長)が団結成45周年を迎え、その結成45周年記念式典が市民ふれあいプラザで行われ、現団員、卒団員、保護者、後援会、指導員などの関係者が出席し、これまでの団の歩みを振り返りながら45周年の節目を祝いました。
同少年団は、昭和55年(1980年)に旧鷹巣町に結成し、インターハイや国体などで活躍する選手を含めて、多くのアルペンスキー選手を育成し輩出しています。また、年間を通して市内でのアルペンスキー競技の陸上・雪上トレーニング、田沢湖スキー場と八幡平スキー場での合宿トレーニング、レクリエーション活動のほか、スキーを通じてドイツとの海外交流やチャリティー活動などにも積極的に取り組んできています。
このたび、卒団員などを中心に「鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団結成45周年記念事業実行委員会(永井昌孝実行委員長)を起ち上げ、記念式典と記念祝賀会の開催をはじめ、レクリエーションなどの記念事業を行っています。
また、同団では45年のあゆみを振り返る記念誌「シーハイル Ⅸ ~そして果てしなく続く未来へ~」も発行しています。
この日開催の記念式典では、永井実行委員長が「本日の式典に来賓の方々をはじめ、多くの皆さまの出席に感謝を申し上げる。結成45周年という大きな節目を迎えることはとても感慨深く、皆さまとともに迎えられることに喜び感謝の気持ちでいっぱいである。自分が入団とした当時と異なり、今はスキー人口の減少、雪不足といった問題などに直面し、スキーヤーにとって困難な時代が続いているが、そうした逆境の中でも『鷹巣スキーレーシング』の精神は変わることなく、次世代の子どもたちへと確実に引き継がれている。45周年は新たなスタートラインでもあり、この通過点を超えて未来へと歩みを進めていくために、団の創設時に掲げられた力強い信念と熱い情熱を決して忘れることなく、さらに次の50年以降につなげていかなければならない。未来ある子どもたちの成長を支えるために、私たち卒団員もともに手を携え、新たなステージに進んでまいりたい」などとあいさつしました。
続いて、奈良団長が「本日出席の約半分が卒団員。卒団員が525人と多くなってきている中で、様々な場面で顔を合わせることや多くの情報が入ってくるようになった。この1年をみても、『広報きたあきた』の表紙を3人が飾るなど、それぞれ分野が違っても地域に育まれ、日本あるいは世界に羽ばたいているなと感じている。これまで、卒入団式の際に『目先の結果にこだわらず長い目でみてほしい。団員たちは大人になったときに答えがでる』と繰り返し申し上げてきた。長い団活動から関係者も増え、多くの卒団員も各方面での活躍やつながりに嬉しく思う。少子化の中で団員も減少しているが、他のスポーツの存続も危惧するところである。皆さんとともに、次の世代を担う子どもたち、未来の大人をいい形で育てていくためのスポーツ少年団であり続けたい」などとあいさつしました。
また、来賓を代表して、北秋田市長代理の益子和秀観光文化スポーツ部長、田口將秋田県スポーツ少年団本部長・秋田県スキー連盟会長が祝辞を述べました。
このあと、現団員を代表して、奈良道樹(みちしげ)キャプテンが「団結成45周年おめでとうございます。このような節目の年にキャプテンを務めることができて嬉しく思う。45年も支えてくださった団長をはじめ指導員の方々、大勢の関係者の皆さんに感謝している。これからも練習に励み、キャプテンとして団員を引っ張っていきたい」などとお礼と決意のあいさつをしました。
式典終了後には、同会場で引き続き岩谷忠男鷹巣スキーレーシングスポーツ少年団事務局長の「団結成45年を振り返って」をテーマに、対談方式によるビデオ記念講演、そして記念祝賀会が行われ、45周年の節目を祝うとともにさらなる発展を祈念しました。
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あいさつする永井実行委員長 -
あいさつする奈良団長 -
祝辞を述べる益子観光文化スポーツ部長 -
祝辞を述べる田口県スポーツ少年団本部長・県スキー連盟会長 -
現団員を代表して決意を述べる奈良キャプテン -
記念講演「団結成45周年を振り返って」 -
対談方式での記念講演(岩谷事務局長・中央) -
聴講する出席者の皆さん