2024年11月08日
コンテンツ番号18022
共に生きる一人ひとりのしあわせづくり
(2024年11月8日)
第20回北秋田市社会福祉大会が11月8日(金曜日)に文化会館で開催され、各福祉活動功労者の表彰や映画上映などが行われました。
この社会福祉大会は、北秋田市社会福祉協議会(小笠原信会長)が主催して開催されているもので、今大会は「共に生きる一人ひとりのしあわせづくり」をテーマに、本市の社会福祉の発展に功績のあった方々を表彰し、感謝の意を表するとともに、福祉活動のさらなる普及と豊かな地域社会を実現することを目的として開催されました。
大会の式典では、はじめに小笠原会長が「長年にわたり地域の福祉向上に献身的に努めてこられ、本日表彰を受ける皆さまのご功績とご苦労に対して心より敬意と感謝を申し上げる。本格的な少子高齢化・人口減少時代を迎え、団塊世代がすべて後期高齢者になる2025年問題を目前に、福祉分野では人材不足によってサービス提供体制が揺らいでおり大きな社会問題となっている。また、8050問題や老々介護など複合化した課題も増加している。高齢者や障がい者、認知症の方が地域でその人らしく安心して暮らしていくことができる地域を目指すうえでは私たち一人ひとりが当事者意識を持つことが大切。今後も地域福祉の推進が図られるよう、制度・分野の枠・支える側・支えられる側という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち助け合いながら暮らせる地域共生社会の実現を目指していく」などと主催者あいさつを述べました。
続いて、北秋田市社会福祉協議会会長表彰が行われ、地域社会奉仕功労(団体)2団体、民生委員児童委員従事者功労10人、社会福祉施設従事者功労35人、社会福祉協議会従事者功労10人に、小笠原会長から感謝状や表彰状が贈られました。
また、秋田県共同募金会会長表彰では、感謝状2団体1人、奉仕功労3人となっています。
このあと、来賓を代表して津谷市長、秋田県議会の北林丈正議長、同じく佐藤光子議員の3人が来賓祝辞を述べ、このうち津谷市長は「受賞された皆さま、本日は誠におめでとうございます。それぞれの立場から長年にわたり地域貢献、社会福祉の向上に努めていただいていることに心から感謝を申し上げる。現代社会は、急速に進む人口減少と少子高齢化に伴う福祉需要の増加、地域コミュニティの変化による孤独・孤立など様々な課題がある。さらに、3年続けての大雨被害から地域での支え合いや、人と人とのつながりの大切さが再認識されている。市でも、地域に住むすべての人々が安心して暮らし、支え合う社会を実現するために、福祉政策の充実を最優先課題の一つとして、地域の皆さま方や関係機関とともに地域福祉の強化に取り組んでいく」などと祝辞を述べました。
式典最後の大会宣言では、北秋田市社会福祉協議会の小林節子副会長が「北秋田市民一人ひとりが自分を大切にし、お互いを認め合い、笑顔で幸せに暮らすことのできる地域社会の実現に向けて、福祉を支える多くの関係者が広く連携・協働し、地域福祉のさらなる推進を目指していくことを、ここに宣言する」などと宣言し、満場一致の拍手で採択となりました。
式典終了後には、65歳以上の5人に1人が発症するという認知症を題材とした映画「長いお別れ」が上映されました。
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主催者あいさつを述べる小笠原会長 -
来賓祝辞を述べる津谷市長 -
あいさつを述べる北林議長 -
あいさつを述べる佐藤議員 -
表彰式 -
満場一致の拍手で採択