2024年10月12日
コンテンツ番号17932
小さな研究者が取り組んだ研究成果を堂々と発表
(2024年10月12日)
小学生が夏休みなどに取り組んだ自由研究の成果を発表する「北秋田市・上小阿仁村 理科・社会科研究発表会」(茂内公貴北秋田市教育センター所長)が10月12日(土曜日)に鷹巣中学校を会場に開催され、小さな研究者たちがそれぞれの研究内容の成果を堂々と発表しました。
理科研究は、理科的研究の成果を発表交流し、科学的な探求心を培うとともに、自然を愛する心を育てること。そして社会科研究は、児童生徒の自由研究や学習の成果等を発表しあうことを通して、お互いに学び合うとともにその活動をたたえ、さらなる探求心を育てるということを目的にこれまで実施されてきています。
発表会では、はじめに放送による開会式が行われ、主催者の茂内教育センター所長が「この北秋田市・上小阿仁村の理科・社会科研究発表会は、第20回を迎えた今回で終了することになり、皆さんが最後の参加者となる。私が研究発表をした際に先生から教わったことは、わかっているつもりでいることや常識だと思っていることでも、実際に自分で調べて確かめることが大事だということ。自分で確かめることで、より深くわかったり驚きがあったり、今まで知らなかったことを発見できるということも素晴らしいと思う。皆さんが今日発表することは、自分で調べて確かめたこと。その成果について、自信を持って発表してほしい。そして、お互いの研究を聞き合って、科学や社会を見る目を広げて、さらにいろいろなことに興味を持ってほしい。この発表会は今年で最後となるが、大館・北秋田の発表会はこれからも行われる予定のため、来年以降も研究に挑戦してくれることを期待しながら皆さんの発表を楽しみにしている」などとあいさつしました。
第20回目となる発表会には、理科研究発表が3会場で24題24人(うち「ちいさな科学者」掲載のみの参加者7題7人)、社会科研究発表が3会場で25題26人(うち「ふるさとの研究」掲載のみの参加者3題3人)が参加し、児童たちはそれぞれの研究テーマの内容をわかりやすく図表やグラフ、画像、パワーポイントなどでまとめて堂々と発表していました。
また、発表会終了後には、北秋田市・上小阿仁村の小中学生を対象に、実験を通じて科学への興味関心を一層深め、科学好きな児童生徒を増やすことなどをねらいとしたイベントとして、秋田大学理工学部物質科学科無機材料化学研究室スタッフ・学生などによる「おもしろ理科実験教室」が同校体育館で行われ、発表者以外の児童や保護者なども楽しく実験に参加するなど、会場では驚きの声もあがるなど熱気に包まれていました。
今回の研究発表の発表要旨は、理科研究が「ちいさな科学者」、社会科研究が「ふるさとの研究」の冊子に掲載される予定です。
この「北秋田市・上小阿仁村 理科・社会科研究発表会」は、参加者数の減少が続いていることや、同時期に「大館・北秋田 理科・社会科研究発表会」も行われていることで、今回の20回目を区切りとして終了することとなります。