2024年05月31日
コンテンツ番号17403
太平湖と小又峡を結ぶ遊覧船が運航を開始
(2024年5月31日)
奥森吉・太平湖の湖水開きが、5月31日(金曜日)に行われ、太平湖と秘境小又峡とを結ぶ遊覧船の運航が始まりました。
太平湖は、昭和28年に森吉ダムの完成によってできた周囲30キロメートル、面積195ヘクタール、深さ58メートルの人造湖です。湖には大小13の渓谷渓流が注ぎ、サクラマス、イワナ、コイ、ワカサギ等が多く生息し、観光客や釣リ人でにぎわいます。また、遊覧船で結ぶ小又峡は、森吉山東麓のノロ川原生林を源として大小10余りの瀑布、 おう穴、深渕(しんえん)からなる原生峡で、県の名勝天然記念物に指定されており、遊覧船小又峡桟橋から1.8キロメートルの遊歩道が整備され、横滝・曲滝・ガマ淵・三角滝・穴滝・化ノ淵・化ノ滝・化ノ堰・化ノ穴滝と個性あふれる滝や、遊歩道の終点に現れる高さ20メートルの三階滝などが観光客を楽しませてくれます。
この日は、太平湖遊覧船の安全運行と奥森吉小又峡来訪者の安全祈願式の神事が執り行われ、遊覧船運航事業者のぶなの郷あきた株式会社(間杉政明代表取締役)の社員や来賓、観光客、関係者などが参加し、今シーズンの無事故と安全を祈願して玉串を奉てんしました。
また、今シーズンの運航開始を記念して1日船長の辞令交付が行われ、間杉社長からシャバ駄馬男さんに辞令が手渡されました。
このあと、遊覧船の発着所となる北清水桟橋では、遊覧船「森吉丸」の発航式が行われ、関係者がテープカットをして今シーズンの第一便の出航を祝いました。テープカットのあと、運行を待ちわびていた観光客や関係者が森吉丸に乗り込み、1日船長の「出発進行」の号令により小又峡桟橋へ出航し、写真を撮ったりしながら新緑の木々で囲まれた太平湖の遊覧と小又峡の散策を楽しみました。
遊覧船は、6月1日(日曜日)の湖水開きから10月の紅葉シーズンまで運航され、皆さんを四季彩豊かな太平湖と秘境小又峡へと案内します。周囲はカエデやナラ、トチの木などで覆われ、夏の新緑、秋の紅葉シーズンには、遊覧船からの眺めと小又峡の散策を目当てに多くの観光客が訪れます。