2024年05月28日
コンテンツ番号17393
地域防災における将来の活躍に期待
(2024年5月28日)
北秋田市消防本部(松橋雅徳消防長)では、防火意識の高揚と知識・技術の向上を図り将来の地域防災を担う人材育成に資することを目的として、秋田北鷹高校(佐々木孝之校長)に募集したところ、15人の生徒から自主的に志願があり、5月28日(火曜日)に「高校生消防クラブ」の結団式が行われました。
高校生消防クラブは、地域防災を担う様々な主体の一つとなる少年消防クラブ(10歳以上18歳以下で構成)で、県内初の高校生だけで組織するクラブとなります。
今年1月に能登半島地震が発生し、各地でも大規模な自然災害が起きていることで、自主防災組織活動による自助・共助の重要性、地域防災力の充実強化の必要性が再認識されています。今回の式は、将来の消防職・団員として地域防災の担い手育成となることを期待するもので、昨年度は9人の隊員が任命されています。この日は、千葉隆人消防次長から隊員15人へ任命証が授与されました。
このたび任命を受け入隊したのは、隊長の三浦優輝(みうら ゆうき)さん(3年)、副隊長の佐藤夢楽々(さとうゆらら)さん(3年)、隊員の櫻井康生(さくらいこうせい)さん(3年)、小塚翔惺(こづかしょうせい)さん(3年)、木村悠人(きむらゆうと)さん(3年)、金田瞬聖(かねたしゅんせい)さん(3年)、河田優斗(かわたゆうと)さん(3年)、伊藤颯汰(いとうそうた)さん(2年)、斎藤乃翔(さいとう ないと)さん(2年)、市川吏琥(いちかわりく)さん(2年)、阿部愛穂(あべまなほ)さん(1年)、小川由真(おがわゆうま)さん(1年)、菊池粋生(きくちいなせ)さん(1年)、菅生若菜(すごうわかな)さん(1年)、中野晴陽(なかのはるひ)さん(1年)です。今年度は8人が新規加入しました。隊員の任期は令和6年6月1日から令和7年3月31日までとなっています。
任命証の授与のあと、職員から年間行事などの説明を受け、千葉消防次長から「今日任命された皆さんが、自ら防災意識をもち、自主的に入隊してくれたを大変嬉しく思う。これから様々な訓練や講習を通して、皆さんが成長し、貴重な体験ができたと思えるように我々も全力で取り組んでいく。将来皆さんが地域の防災リーダーや消防署職員として活躍していくことを期待している」などと激励のあいさつがありました。
結団式を終えて、今年度から新規加入の伊藤隊員は「色々な経験をしてみたいと思い、今回消防クラブに入隊した。中でも上級救命講習に興味があるので、しっかり知識を身につけたい」などと意気込みを述べました。
今後、「高校生消防クラブ」の隊員15人は、年間活動計画に沿って各訓練や講習会などに参加する予定となっています。
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隊長の三浦さんと副隊長の佐藤さん -
任命書を受ける三浦隊長 -
あいさつをする千葉隆人消防次長