2024年06月08日
コンテンツ番号17376
秋田杉から生み出される個性豊かな芸術作品
(2024年6月8日)
東北チェンソーアート競技大会実行委員会(福森卓会長)主催の第17回「東北チェンソーアート競技大会 in 北秋田」が6月8日(土曜日)から9日(日曜日)に県立北欧の杜公園で開催されました。
チェンソーアートは、木を切るチェンソー(電動式ノコギリ)を駆使して、丸太を動物や人物など様々な形に彫刻するもので、迫力あるチェンソーの轟音とともに1本の丸太から芸術的な彫刻作品が削り出される様子は、ダイナミックでありながらも繊細な技術を要します。
この大会は、平成20年の全国植樹祭の開催を記念して始められたもので、杉などの地域資源の利活用と自然環境の保全に努め、地域住民との交流と地域活性化を図ることを目的として開催されています。
開会式では、開催地を代表して津谷市長が「東北をはじめ、関東、北陸地域からも大会に参加していただき、心から感謝申し上げる。コロナの流行により、昨年は4年ぶりに大会を開催することができた。大会関係者や多くの皆さまのご協力をいただき、今年も大会を無事開催することができたことを大変喜ばしく思う。来場した方々が皆さまの豪快かつ、繊細な技が見られることを楽しみにしている。事故には十分気をつけて、精一杯作品作りに取り組んでほしい。皆さまのご健闘をお祈りしている」などと選手を歓迎しました。
今大会のオープンクラスには、地元北秋田市(当日1人欠場)のほか、青森県、岩手県、埼玉県、神奈川県、群馬県、山梨県、新潟県、富山県、から計13人のチェンソーカーバー(※チェンソーアートを行う人)が参加し、2日間(9時間)にわたる芸術作品に取りかかりました。
今年は例年に比べて丸太が太く、末口約110センチもある秋田杉にカーバーたちは悪戦苦闘していましたが、様々なチェンソーを使い分け、豪快に丸太を切ったり繊細な模様を刻んだりして、自分の技術と経験をいかんなく発揮し、作品作りに挑戦していました。