2024年04月27日
コンテンツ番号17270
ダムを訪れる人に親しまれ愛される場に
(2024年4月27日)
森吉山ダム広報館の愛称とシンボルマーク看板の除幕式が4月27日(土曜日)に同館前で行われ、国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所、北秋田市、地元小学校、地元関係者など約40人が出席しました。
森吉山ダムは、昭和47年7月に米代川一帯が戦後最大の大洪水に見舞われ甚大な被害を被ったことから、これを機に河川の改修計画が見直され、洪水から流域の人々の生活を守るために同ダムを計画。米代川の最大の支川阿仁川の支流小又川に建設された多目的ダムで、米代川水系の治水と利用を目的に昭和48年に調査事務所を開設し、平成23年度に完成しました。同ダムは、高さ89.9メートル、長さ786メートルで、「ロックフィルダム」として土と岩で作られており、ロックフィルダムでは東北で一番長いとされています。
この日の除幕式では、来賓の津谷市長が「昨年の閉校記念式典でも拝見したが、前田小学校の皆さんの協力に感謝を申し上げる。また、森吉山ダム管理支所、そしてこの森吉山ダム広報館は、森吉山と周辺の観光など本市の情報発信にも貢献され感謝を申し上げる。今後も、本市が目指す森吉山を中心とした滞留型観光の推進や四季美湖の魅力度アップ、そして地域経済の循環にもつながるような拠点施設となるよう大いに期待する」などとあいさつしました。
次に、主催者を代表して、小笠原 清能代河川国道事務所長が「このたびの取り組みと活動は、私どもの目指す地域づくりそのものと考えている。愛称やシンボルマークのデザインなど、子どもたちの発想力は素晴らしい」などとあいさつしました。
続いて、これまで同ダム管理支所と交流を続けていた地元の旧前田小学校(現米内沢小学校)の成田彦智校長と春日健佑(けんゆう)さん(2年)と松橋真桜(まお)さん(4年)なども参加して除幕が行われました。
同広報館の愛称とシンボルマークは、森吉山ダム建設当時から交流のあった前田小学校と連携し、児童の思い出づくりと地域の防災拠点である広報館の認知度向上を目的として令和6年度から米内沢小学校と統合し閉校となる前田小学校の児童たちが考えたもので、昨年11月に行われた同校の閉校記念式典でもお披露目されていました。
愛称に決定した「しきみん」は、春夏秋冬それぞれの季節の訪れる人々に親しみ愛される場になってほしいとの思いが込められていて、シンボルマークは、森吉山とダム湖(四季美湖)に、市の花(アジサイ)、鳥(クマゲラ)、木(ブナ)、そして樹氷をイメージしモチーフとした色彩とデザインで四季を表現しています。
同ダムでは、ゴールデンウィーク「森吉山ダムライトアップ」として、4月27日から5月6日までの期間(18時30分から20時30分)にライトアップも行うとしています。
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お祝いの言葉を述べる津谷市長 -
あいさつする小笠原能代河川国道事務所長 -
関係者での除幕 -
森吉山ダム・ダム湖「四季美湖」