2024年02月08日
コンテンツ番号16909
新たな視点で「稼ぐ力」を
(2024年2月8日)
森吉山ダム監査廊の試行的利活用に関する覚書締結式が2月8日(木曜日)に同ダム管理支所で行われ、本市と国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所が覚書を交わしました。
この取り組みは、昨今のダム人気に乗じて地方活性化を図ろうと、一昨年に地元の方から森吉山ダムの監査廊を活用して北秋田市の農産品を保存できないかと相談を受け、令和4年度にサツマイモの仮置きが実施されました。品質等に問題がなかったことから、覚書を締結し、今後、農林水産物等の長期熟成保存実験が行われる予定となっています。これは、秋田県内の直轄管理ダムでは初の試みとなります。
覚書に署名後、津谷市長は「農産品とダム、接点がないような2つが新たな視点で協力し合う、意味のある取り組みだと思う。本市では、産業を通じて地域内外からの『稼ぐ力』の強化に努めており、今回を契機に、地域ブランド化や6次産業化の推進が図られ、さらには地域経済の循環へと繋がるものだと期待している」などとあいさつを述べました。
式終了後には、実際にサツマイモを保存するダム監査廊の右岸リムトンネルでの見学が行われました。貯蔵実験を行う監査廊内は年間温度13~15度で気温や湿度が一定であり、また空調設備を使用しないことから、エネルギー負荷がかからないエコな取り組みとなっています。
-
あいさつを述べる津谷市長 -
サツマイモを保存するダム監査廊右岸リムトンネル