2024年02月01日
コンテンツ番号16883
古式ゆかしい行事をお披露目
(2024年2月1日)
北秋田市の鷹巣神社では、2月1日(木曜日)に恒例の厄払い行事が行われ、この1年の厄年を無事に乗り切ることができるよう宮司からお祓いを受け、神前に玉串を捧げ厄除けを祈願しました。
厄払いは、旧正月行事として江戸時代あたりから行われるようになったと言われており、毎年2月1日に行うことが一般的となっていて、北秋田地域では大厄とされる42歳と61歳の男性のほか、33歳の女性が昔ながらの和装で神社にお参りする風習が残っています。特に鷹巣神社では、黒留袖に丸髷姿で参加する33歳の女性が多いことから、その伝統的なスタイルの女性を写真に収めようと市内外からアマチュアカメラマンなどが多く訪れるなどしています。
厄年の年齢は「数え年」で数え、地域によって多少異なりますが、男性が25歳・42歳・61歳、女性が19歳・33歳・37歳などをいい、この年齢の前後を前厄・後厄としています。この中でも、男性の42歳と61歳、女性の33歳を大厄として特に意識されることが多く、人生の通過儀礼として厄払いと各厄年で歳祝いの同期会などが伝統的に行われています。今年の歳祝いにあたるのは、女性の33歳が平成4年生まれ(5年早生まれを含む)、男性の42歳が昭和58年生まれ(59年早生まれを含む)、61歳が昭和38年(39年早生まれを含む)の方々となります。
鷹巣神社で33歳の祈祷を済ませた18人の女性たちは、通称「女の神様」として知られる三吉神社(元町)へのお参りの前に、中心市街地の賑わいづくりに一役買おうと正装姿で鷹巣銀座通り商店街からJR鷹ノ巣駅前の目抜き通りを行進し、各商店や家族、道行く人々から注目を浴びていました。