2024年01月31日
コンテンツ番号16878
「市民・事業者・行政」みんなでつくる交通環境の実現のために
(2024年1月31日)
令和5年度第2回地域公共交通活性化協議会(会長:津谷市長)が1月31日(水曜日)に市役所本庁舎で開催されました。
この協議会は、過疎化・少子高齢化の進行により、今後も大幅な利用者の増加は見込めないことから、市内公共交通の軸である秋田内陸線の軸である鉄道駅と集落および病院等を結ぶ地域内フィーダー系統路線の維持・確保により、住民の日常生活に必要不可欠な移動手段の確保と地域間交流による市全体の活性化を図ることを目的に設置され、平成28年から事業が開催されています。
協議会では、フィーダー系統を含めた市内各路線について、令和5年3月策定の「北秋田市公共交通計画」に基づき、路線の選択と集中および新たな交通モードの活用も視野に入れ、効率的な運行と市民の利便性向上に努めるとともに、再編の実施については、利用者への影響に配慮しつつ、段階的な実施を検討するとともに、持続可能な地域公共交通の在り方を探求していくとしています。
開会にあたり、津谷会長(市長)が「日頃より本市の公共交通施策をはじめ、市政全般にわたり温かいご協力に感謝を申し上げる。本日審議いただく地域公共交通については、少子高齢化・過疎化に伴う事業者の乗務員不足など、様々な課題を抱えており、交通の維持確保、再編、効率化などの対策について年々重要度が増している。こうした課題に対応するために、昨年3月に北秋田市公共交通計画を策定し、本市の交通の現況と課題を整理して、令和9年度までの交通施策の更新や各種事業を審議するものとなる。現在展開している各種事業の状況を見ると、市中心部の行政機関やショッピングセンター、クリニックを結ぶように運行している鷹巣市街地循環バスについては、年々利用者が増加傾向にある。また、路線バス乗り放題の『じょうもんパス』については、前年度以上にご利用いただいている。全体的には、各路線が減少している厳しい状況ではあるものの、成果が現れている路線もあり、それらを伸ばしていきつつ新しい事業を取り入れながら利便性の向上に努めてまいりたい。本日は、バス路線の廃止とそれに伴う代替交通の整備、路線バスの確保・維持事業の評価を審議いただきたい。地域公共交通計画で掲げている市民と事業者と行政のみんなでつくる交通環境の実現のために、引き続き皆さまのお力添えをお願いする」などとあいさつしました。
このあと、会長の津谷市長が議長を務め、1.バス路線の廃止および代替交通手段の導入、2.デマンド型乗合タクシーの再編、3.地域公共交通確保維持改善事業・事業評価について協議され、事務局の説明に各委員から活発な意見や質疑が行われるなど、協議事項についてはいずれも承認となりました。
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あいさつする津谷会長(市長) -