2024年01月19日
コンテンツ番号16818
石川県七尾市で被災者や現地職員のケアにあたる
(2024年1月19日)
能登半島地震の被災者を支援するため、石川県七尾市に派遣された社会福祉法人秋田県民生協会の成田敦常務理事と生活支援員ら3人が1月19日(金曜日)、津谷市長に活動状況等を報告しました。
潟上市、北秋田市、三種町の4法人で構成される「秋田圏域社会福祉連携推進会」(小玉弘之代表理事)は、法人の枠を超えて災害時の連携や人材育成などを進めるため、10日から14日まで(11日から13日までの活動)、各法人の介護、医療スタッフら計22人を被災地に派遣し、福祉避難所となっている石川県七尾市の特別養護老人ホームなどで活動しました。
秋田県民生協会から派遣されたのは、小塚慎也さん(愛生園)、五十嵐雄城さん(愛生園)、清水涼平さん(友生園)、松橋藍斗さん(阿仁かざはり園)の4名。石川県七尾市能登島の特別養護老人ホームで利用者の食事介助、水分補給の介助、入浴介助などを支援しました。また秋田県民生協会では、備蓄していた300食以上の非常食を提供しました。
小塚さんは「現地施設に行くまでも道路が隆起していたり地割れしていたり通行止めも多く、移動が大変であった。施設は暖房もついていなく寒い中で診察されていたり、普段6人で過ごす部屋に12人以上で生活するなど大変な状況であった。そんな中でも現地の職員は自身も被災者なのに、連日泊りがけで勤務し、利用者を不安にさせないよう明るく気丈にふるまっていて感銘を受けた」などと被災地の状況を報告しました。
報告を受け津谷市長は「この度の災害派遣、大変お疲れ様でした。現地に行くまでも道路の状況が悪い中で移動が大変だったと思う。日頃から市内の高齢者等を支援している皆さんであっても、現地の被災者の心と体をケアすることは苦労もあったはず。1日も早い復旧と復興を願う」などと労をねぎらいました。
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派遣された生活支援員の方々