2024年01月18日
コンテンツ番号16817
交通事故のない安全で快適な社会の実現に向けて
(2024年1月18日)
北秋田地区交通安全協会(黒澤芳彦会長)の交通安全祈願祭が、1月18日(木曜日)に市民ふれあいプラザで行われ、交通安全関係機関の代表者など約70人が出席し、今年1年の交通安全を祈願しました。
この交通安全祈願祭は、年頭にあたり地域の交通安全を願う関係団体が一堂に会し、悲惨な交通事故を1件でも減らすことを祈願するもので、地域の方々一人ひとりが交通法令を遵守し、正しい交通マナーの実践と人命尊重の精神を身につけ、交通安全意識の高揚を図ることを目的に行われています。
はじめに、令和5年中の支部の交通事故犠牲者や令和6年元日の能登半島地震で亡くなられた方々に対する黙とうを捧げ、鷹巣神社宮司によるお祓いのあと、北秋田地区交通安全協会長、北秋田地区事業主交通安全推進協会長、鷹巣地区安全運転管理者協会長、森吉地区安全運転管理者協会長、北秋田警察署長、北秋田市長(副市長)、上小阿仁村長(副村長)、北秋田地域振興局長、北秋田地区交通指導隊連合会長、北秋田市老人クラブ連合会長、上小阿仁村老人クラブ連合会長、北秋田市交通安全母の会会長、上小阿仁村交通安全母の会会長が玉串を納める神事が執り行われました。
神事のあと、黒澤芳彦北秋田地区交通安全協会長、加賀屋真北秋田警察署長があいさつし、来賓として河田浩文副市長(市長代理)、惠比原史上小阿仁村副村長(村長代理)、山木將弘北秋田地域振興局長がそれぞれあいさつしました。
主催者の黒澤北秋田地区交通安全協会長は、昨年の交通事故や熊の被害、元日の能登半島地震や翌2日の空港事故などに触れたあと「皆さまには交通安全に対してご協力いただいており、今年こそ交通事故ゼロを願っていたが、残念ながら管内での事故が発生した。これから、年末まで交通死亡事故などがないように取り組んでまいりたい。少しの油断が大きな事故につながるため、正しいマナー運転などを促しながら事故のない、そして死亡事故ゼロを目指して皆さまとともに努力してまいりたい」などとあいさつしました。
また、来賓の河田副市長は「日頃より地域の安全確保や交通安全の推進にご尽力いただいていることに敬意と感謝を申し上げる。管内における事故件数、負傷者数などは年々減少傾向にあると伺っているが、元日に市民が交通事故に遭い、尊い命が失われた。こうした悲惨な交通事故を防ぐことはすべての人の願いであり、事故のない安心・安全なまちづくりに努めていかなければならない。本市でも交通安全施設の整備などにも努めているが、お集りの皆さまのお力添えなくして交通死亡事故ゼロを達成することは難しい。交通事故のない安全で安心な地域づくりのために、地域に密着した活動に努められるようお願いする。本祈願祭を契機として、この地域から交通事故がなくなることを切に願い、今年1年の皆さまのご活躍を祈念する」などとあいさつしました。
最後に、出席者を代表して、北秋田市交通安全母の会会長の中嶋洋子会長が「交通事故のない安全で住みよい郷土を築くことは、北秋田地域の市民・村民の切なる願い。その願いも虚しく、いまだに多くの人命が失われていることは誠に残念なことである。私たちは交通事故の現状を厳しく受け止め、人命の尊重と理念のもとに、交通事故のない安全で快適な社会を実現するため、念頭にあたり宣言する」とし、「一.歩行者ファースト意識の醸成に努める、一.飲酒運転の根絶に努める、一.全席シートベルトやチャイルドシートの着用の徹底に努める、一.自転車の交通ルールの周知に努める、一.早めライトの点灯を励行し、夕暮れ時における交通事故防止に努める」と交通安全宣言をしました。
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鷹巣神社宮司によるお祓い(神事) -
あいさつする黒澤会長 -
あいさつする河田副市長 -
交通安全宣言する中嶋会長