2024年01月09日
コンテンツ番号16767
新しい学校づくりを進める視点や発想につなげる
(2024年1月9日)
令和5年度「北秋田市教育センター所員発表会・教育講演会」が1月9日(火曜日)に文化会館で開催され、多くの教育関係者などが各学校での実践事例発表や教育講演により、今後の効果的な学習指導などに向けて研修しました。
北秋田市教育センター(湊 貞宗所長)は、北秋田市の教育に関する調査研究や教職員の研修などにより教育振興を図ることを目的に設置され、市立学校と教育委員会事務局職員が所員となり組織されています。
この所員発表会・教育研修会は教育センター事業の一環として毎年開催されていて、各校の実践事例などを発表し、教職員がお互いの教育活動に役立てることを目的に実施されています。
開会行事では、はじめに湊所長が「3年以上におよんだ新型コロナウイルスの位置づけが5類に移行され、学校もアフターコロナへと突入した。コロナ禍において、学校行事や活動も精選され、本来の意義や目的、何が大切なのかを再確認することができたのではないか。今後、単にコロナ前に戻すのではなく、さらに教育活動や業務内容を見直し、新しい学校づくりを進める視点や発想につなげてほしい」などとあいさつしました。
続いて、来賓の津谷市長が「教職員の皆さまには、子どもたちの成長のために日々誠心誠意ご尽力を賜り心から感謝を申し上げる。学校教育においては、ふるさとを愛し、ふるさとを支えようとする子どもたちの育成を目指して、各学校でそれぞれ工夫をしながら、子どもたちの育成に取り組んでいただいている。また、創意あふれる様々な活動の推進にも取り組んでいただいた。地域に根ざし、地域に開かれた学校教育の充実や、子どもたちの活動する姿が本市の活力の源となっていくことは、このうえない喜びである。今後も地域のよさを再確認し、地域社会に貢献し将来を担っていく頼もしい人材を育成していただきたいと願っている。北秋田市の担い手となる子どもたちの輝く未来のため、教育センターの活動がますます充実したものとなることを願う」などと祝辞を述べました。
このあと特別発表として、認知症予防アプリを開発し、県内の小中学生を対象にしたプログラミングコンテスト「2023あきたキッズプログラミングアワード」で、小学生で最も優れた発表をして全国大会出場を決めた長谷川衣梨さん(鷹巣小5年)が登壇し、「ボケなし(ボケ予防アプリ)」と題して発表しました。長谷川さんは、3月3日に東京都で開かれる「全国選抜小学生プログラミング大会」に出場することになっています。
また、所員発表では、義務教育学校阿仁学園の小林陽介校長が「ふるさと教育はインプットとアウトプット」と題して、阿仁スキー場の活性化を含めて生徒とともに発表したほか、清鷹小学校の佐藤範敦教頭、小武海正彦教諭、西鳥羽俊介教諭が「特色ある教育課程~みんなで輝くために~」と題して、それぞれの学校での取り組み事例や体験談などを発表しました。
所員発表のあとの教育講演会では、北秋田市出身で株式会社ウサギ代表取締役の高橋晋平さんが、「子どもも大人も育てる『アイデア発想』と『遊び』の力」と題して、これまでの自身の人生を振り返りなどしながら紹介し講演しました。
参加した教育関係者は、所員の発表や講演に熱心に耳を傾け、質問や意見を述べるなどしていました。
-
あいさつする湊所長 -
祝辞を述べる津谷市長 -
長谷川さんの特別発表 -
発表する長谷川さん -
義務教育学校阿仁学園の発表 -
発表する小林校長
-
小林校長と生徒たち -
清鷹小学校の発表 -
清鷹小の事例発表と活動報告 -
発表した佐藤教頭(中央)ほか -
高橋さんによる教育講演会 -
講演する高橋さん