2023年11月24日
コンテンツ番号16601
LGBTQを正しく理解し誰もが暮らしやすい社会づくりへ
(2023年11月24日)
令和5年度北秋田市男女共同参画社会づくり講座(北秋田市主催、秋田県北部男女共同参画センター後援)が、11月24日(金曜日)に北秋田市民ふれあいプラザで開催されました。
今回の講座は、性と人権ネットワークESTO代表の真木柾鷹(まさき まさたか)さんを講師に迎え、「LGBTQについて正しく知ろう」をテーマに講演会が開催されました。
真木さんは、1997年に埼玉医大の答申で「性同一性障がい」を知り、男性ホルモン剤によるPMSの治療を選択。外見が男性化したことからジェンダーを男性に変更し、トランスジェンダーとしての生活をスタート。一般的に知られる性同一性障がいと異なり、身体の性に対する違和感は弱く、性別適合手術などは希望されていません。1998年に秋田県で起ち上げた「性と人権ネットワークESTO(ESteem-TOhoku)」の代表として「多様な性を生きる人々」のサポートを続けています。また、認定心理士と産業カウンセラー、SNSカウンセラーの資格を取得し、相談支援事業に従事されています。
開会にあたり、主催者である津谷市長が「近年、メディアでは同性カップルの結婚や性別変更についての裁判など、様々な性の在り方が取り上げるようになり、性的マイノリティの方をメディアで目にすることも多くなっている。しかしながら、多様な性について正しく理解できている方が少ないのではないか。多様な性の在り方について、正しい知識を得ることは誰もがありのままに自分らしく生活できる社会、つまり多様性に満ちた社会づくりへとつながり、様々な視点や意見が取り上げられることによって、今まで気づかなかった対応への解決が図られるなど、すべての人にとって暮らしやすい魅力的な地域づくりにつながるものと考える。皆さまには、本日の講演内容をご家族やご友人にもお話ししていただき、地域全体で考えていただくきっかけとなればと願っている」などとあいさつを述べました。
また、来賓の山木將弘北秋田地域振興局長があいさつを述べました。
このあとの真木さんの講演では、基礎講座「LGBTQについて正しく知ろう」と題して、「LGBTQについて知っていますか?」と講演が行われ、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。
講演のあとには、「誰もが暮らしやすい社会」をテーマに、各グループでグループワークが行われ、多様な性について身近な問題であると気づくとともに、誰もが暮らしやすい社会、誰もが住みやすいまちづくりについて理解を深めました。