2023年11月21日
コンテンツ番号16597
地域の課題を共有し協働で取り組んでいく
(2023年11月21日)
北秋田市・郡選出秋田県議会議員(2議員)と北秋田市との意見交換会が11月21日(火曜日)に市役所本庁舎で行われ、今年度の市の重点推進事項や国・県への要望事項などについて意見を交わしました。
この意見交換会は平成25年から行われていて、今回で9回目の開催となりました。
この日は、北秋田市・郡選出秋田県議会議員の北林丈正議長、佐藤光子議員、市からは津谷市長のほか、各部長などが出席しました。
開会にあたり、津谷市長は「日頃より北秋田市、そして県全般にわたりご尽力をいただき感謝を申し上げる。本市では、昨年の大雨被害に続き公共土木被害、さらには農地・農業用施設など、2年も続いて地域全般に大きな被害が発生した。また、クマの被害も大変であった。このような状況も踏まえて、災害対応はもちろんのこと、クマ被害に対しても国・県と連携して対策を考えていかなければならないと考えている。本日は、そのような喫緊の課題や今年度の重点課題も含めて、忌憚のないご意見やご指導をいただけたら大変ありがたい。この意見交換会が実りあることを願う」などとあいさつしました。
続いて、両県議会議員があいさつを述べ、北林議長が「コロナが5類に引き下げられ、人出も多く、ようやく様々な活動がほぼ正常な形で戻ってきているものと感じている。アフターコロナに無向けて動き出しているため、これからいろいろな対策をしていかなければならない。大雨の災害査定も終えられ、工事の発注に入ると思うが、入札のほうも順調に進むようお願いする。これから県と市が協働で取り組んでいかなければならない事案も多くあるため、市の状況を聞き情報共有しながら県政に臨んでまいりたい」などとあいさつ。
次に、佐藤議員が「国・県は、さらに地域に注目して様々な対策を講じていくと感じている中で、地域共生社会という北秋田市にとっては、一番身近な地域の力をどうやってつけていけるのかということに対して、県として何ができるのかということに注目しながら県政に臨んでいる。北秋田市の課題を共に歩んでいくためにこれから進めていきたい。そのため、このように各部署の課題を聞ける機会はとてもありがたく思う」などとあいさつしました。
意見交換会では、令和5年度の北秋田市重点推進事項や国・県への要望事項を各部長と津谷市長が2議員に対して説明しました。
説明のあと、両議員から大館能代空港促進助成、移住定住者支援、成年後見人制度、森吉山を中心とした滞在型観光の推進、大型宿泊施設の誘致、下水道事業、地域公共交通など、多岐にわたる質問や提言などがだされ、北秋田市の活性化に向けた活発な意見交換が行われました。
令和5年度の北秋田市各部等の重点事項
総務部
地域防災体制の充実/大館能代空港利用促進/地域公共交通維持確保/移住定住支援事業
市民生活部
ごみの減量と資源化の推進/古着・古布等の無料回収/地球温暖化対策/自治会・町内会支援事業/消費者保護事業/男女共同参画事業/特定検診受診率向上支援事業
健康福祉部
こども課の創設/北秋田市障がい児・者地域生活支援拠点整備事業/高齢者の日常生活における移動支援/福祉の雪事業/北秋田市成年後見支援センターの設置、運営/特定健診受診率向上支援事業/新型コロナウィルスワクチン接種事業/帯状疱疹ワクチン接種助成事業/医師確保対策
産業部
農業経営基盤の強化/農地の基盤整備事業/森林経営管理事業/林道改良事業等/高能率生産団地路網整備事業との連携/鳥獣被害対策/保育園留学事業/事業継承支援事業/企業誘致/森吉山を中心とした滞在型観光の推進
建設部
住宅リフォーム支援事業/市営住宅の建替え/下水道事業/道路施設の老朽化対策
水道局
建設改良事業/委託事業/阿仁地区水道施設監視システム整備事業
消防本部
感染症の対応/北秋田市消防署西統合分署の開署
教育委員会
義務教育学校阿仁学園統合改修事業/世界遺産「伊勢堂岱遺跡」の整備