2023年11月03日
コンテンツ番号16542
音楽文化を継承し発展させる誇るべき祭典
(2023年11月3日)
第16回「浜辺の歌音楽祭」が11月3日(金曜日)に北秋田市文化会館で開催され、市内の小中学生やコーラスグループが成田為三の楽曲や合唱曲を発表し、文化の日に美しい歌声を披露しました。
同音楽祭は、「浜辺の歌」をはじめ、優れた童謡や歌曲などを数多く作曲し、日本を代表する作曲家として知られる北秋田市米内沢出身の成田為三(1893-1945年)を顕彰するとともに、歌声のあふれる活気あるまちづくりにつなげることを目的に平成18年から開催されていて、今回は、小中学校やコーラスグループなど16団体(うち1団体が都合により欠席)が出演しました。
開会セレモニーでは、成田為三作曲の「浜辺の歌」と「北秋田市民歌」の演奏のあとに、主催者を代表して佐藤教育長が「成田為三先生を顕彰する活動として、平成18年度に始めたこの『浜辺の歌音楽祭』も今回で16回目を迎え、参加者数は通算で、延べ1万人を超えている。今年は成田為三先生の生誕130周年であり、また浜辺の歌音楽館の開館35周年という記念の年でもある。1年に一度、市内の小中学校や一般の合唱団体が一堂に会し、全体合唱で『浜辺の歌』や『秋田県民歌』などの成田先生の作品を歌い、日頃の学習や練習の成果を発表できるこの音楽祭は、成田為三先生の出身地として本市の音楽文化を継承し発展させる誇るべき祭典であると考えている。北秋田市の文化の秋の恒例行事として、今後も皆さんで大切にしていきたい。参加された皆さんが、曲目を通して心豊かな時間を共有できる1日となることを祈念する」などとあいさつを述べました。
このあと、出演した16団体(うち1団体は映像での出演)は、日頃練習を重ね、学習発表会や合唱コンクール、各種コンサートなどに向けて取り組んできた心のこもった美しい歌声を会場全体に響かせ、最後に「秋田県民歌」の合唱でフィナーレとなりました。