2023年11月01日
コンテンツ番号16527
新たな地域の消防・防災拠点として運用開始
(2023年11月1日)
北秋田市消防本部(中嶋忍消防長)消防署「西統合分署」(柴田春樹分署長)がこのほど完成し、11月1日(水曜日)に開署式が行われ運用開始となりました。
西統合分署は、施設の老朽化が著しい森吉分署と合川分署を統合する形で、2分署の中間地点となる旧合川東小学校跡地に消防・防災拠点施設として新たに建設されました。
近年の異常気象による大雨の際には、阿仁川や小阿仁川の氾濫による被害が発生しているため、同施設では水難救助にも即応できる体制も整えており、自然災害などにもこれまで以上の救助体制の強化が期待されています。
新庁舎は、鉄筋コンクリート3階建てとなっており、耐火・耐震はもちろんのこと、長時間の停電に備えた非常用発電設備や、女性消防吏員も勤務できるに配慮した専用の仮眠室、更衣室を設けています。また、敷地内には、鉄筋コンクリート5階建ての訓練塔を整備したほか、消防操法訓練も実施できる広い敷地を有し、消防吏員はもとより、消防団員の訓練拠点としても幅広く活用できる環境となっています。
この日に行われた開署式では、はじめに津谷市長が「西統合分署は、地域の新しい消防・防災拠点として、本日の竣工を契機に重要な役割を改めて認識し、その使命を果たしていく所存である。工事の際には、地域の皆さまにもご不便をおかけしたが、そのご協力にお礼と感謝を申し上げる」などとあいさつしました。
次に、中嶋消防長が西統合分署の建設経過を報告し「市民の安全な暮らしを守るために職員一丸となって精進する」などと述べました。
続いて、市議会を代表して堀部壽議長が「本日から新たなスタートとなるが、2分署の老朽化は議会でも度々話題となっていた。完成前には常任委員会でも所管事務調査を実施し、本日を心待ちにしていたため、議会にとっても大変喜ばしいことである。このように、自然災害にも対応する拠点施設があることは、地域にとっても大きな安心を与えるものと思う。また、消防団の活動拠点や、住民からも一層信頼できる分署となるよう大いに期待している」などとあいさつしました。
最後に、西統合分署長の柴田分署長が「署員一同は、この西統合分署を最大限に有効活用し、地域の期待と信頼に応えるべくその責任を自覚し、地域の皆さまが安心で安全な暮らしができるよう一致団結し、全力で職務に取り組んでまいります」などと決意を述べたあと、開署にあたりテープカットが行われました。
開署式の後には、訓練塔などを使用した訓練が行われ、関係者や地域の方々に公開されました。
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消防署「西統合分署」開署式 -
あいさつする津谷市長 -
建設経過などを述べる中嶋消防長 -
あいさつする堀部議長 -
決意を述べる柴田分署長 -
女性消防吏員の訓練の様子 -
火災救助訓練の様子 -
11月から運用開始となった消防署「西統合分署」