2023年10月14日
コンテンツ番号16461
小さな研究者たちが夏休みの研究成果を堂々と発表
(2023年10月14日)
北秋田市・上小阿仁村の小学生「理科・社会科研究発表会」(湊 貞宗北秋田市教育センター所長)が10月14日(土曜日)に鷹巣中学校を会場に行われ、小さな研究者たちが夏休みの理科・社会科研究の成果を発表しました。
理科研究は、理科的研究の成果を発表交流し、科学的な探究心を培うとともに自然を愛する心を育てる、そして、社会科研究は、児童生徒の自由研究や学習の成果等を発表し合うことを通して、お互いに学び合うとともにその活動を称え、さらなる探究心を育てるという目的としてこれまで実施されています。
この日は、はじめに放送による開会式が行われ、主催者の湊教育センター所長が「私たち人間は『不思議だ、どうしてだろう』と思うことがあるが、今日発表する皆さんは、その思いをスタートに実験や観察、調査などを通して、調べてくれました。この調べてみようと思うことがとても素晴らしいこと。人間の歴史は調べたこと、研究したことの積み重ねでできている。私たちの身の回りにある便利なものは、すべて過去に研究した人の『なぜ』からできている。皆さんの『なぜ』が、これから将来を変えることになるかもしれない。皆さんが考えたこと、研究の成果を、会場の皆さんに自分の言葉で伝えてください。研究だけでなく、たくさんの人の前で発表することも皆さんの成長にもつながることだと思う」などとあいさつしました。
発表会では、冊子「ちいさな科学者」(理科)、「ふるさとの研究」(社会科)への掲載のみの参加者を含めて、理科研究発表が4会場で33題44人、社会科研究発表が3会場で22題23人の「ちいさな研究者」たちが、夏休みにそれぞれ取り組んだ多岐にわたる研究内容をわかりやすく図表やグラフ、画像などでまとめ、堂々と発表しました。
また、発表会終了後には、同校体育館を会場に秋田大学理工学部物質科学科無機材料化学研究室スタッフ・学生などによる「おもしろ理科実験教室~サイエンススクール~」が行われました。
この教室は、北秋田市と上小阿仁村の小中学生を対象に、実験を通じて科学への興味・関心を一層深め、科学好きな児童生徒を増やすために行うイベントとして開催されてきています。
理科実験教室は各ブースで行われ、発表の児童と保護者、発表者以外の児童と保護者が熱心に参観や体験するなど、会場が熱気に包まれていました。
なお、発表会の発表要旨は、理科研究が「ちいさな科学者」、社会科研究が「ふるさとの研究」に掲載され発行となる予定です。