2023年09月04日
コンテンツ番号16330
「秋田八丈」の伝統と技術を伝承する
(2023年9月4日)
北秋田市地域おこし協力隊の委嘱状交付式が、9月4日(月曜日)に市役所で行われ、藤原健太郎さん(32歳)が伝統工芸品「秋田八丈」の継ぎ手として着任しました。
藤原さんは岩手県盛岡市の出身で、岩手医科大学卒業後にインターネットで秋田八丈を知り、秋田八丈の草木染め特有の色に感銘を受け、携わりたいと考えるようになりました。その後おためし移住体験で北秋田市を訪れ、工房を見学し直接秋田八丈に触れたことでさらに想いは強くなり、今回地域おこし協力隊に応募されました。
今回着任された藤原さんを合わせ、北秋田市で活動している地域おこし協力隊は7人となります。
委嘱状を手渡した津谷市長は「秋田八丈を作られている方は日本でただ一人。奈良田さんから技術や歴史を学び、先駆者として、プレッシャーを感じずにのびのびと頑張ってほしい」などと激励しました。
藤原さんは「自分なりに技術の継承やさらなる販路拡大、周知拡大に取り組んでいきたい」などと意気込みを話しました。
また、秋田八丈の生産者である奈良田登志子さんは「後継者が見つかって嬉しい。素直で頼りになる。隠すことなく自分の知識や技術を教えたいと思う」と話しました。