2023年09月02日
コンテンツ番号16326
農業を中心とした地域の持続的な発展を推進
(2023年9月2日)
第2回JA秋田たかのす「JAまつり~農業者大会~」が9月2日(土曜日)に鷹巣体育館で開催され、令和元年度以来の開催に組合員や多くの来場者でにぎわいをみせました。
開会式では、主催者である小笠原隆志代表理事組合長が「令和元年の開催以来、4年ぶりに開催できたことに感謝を申し上げたい。管内の農作物の生育状況は順調に推移しているところであり、水稲も平年の数値を上回っているほか、野菜関係の出荷量も前年を上回っている。大雨もあったが、水稲の作況にも期待している。しかしながら、自然災害や社会情勢により農業生産資材の高騰が続いており、これから先も厳しい情勢が予想される。さらには、農畜産物において生産コスト上昇分の販売価格に十分に反映できていない課題を踏まえ、適切な価格形成に向けたフードシステムの構築と食料の安定供給や、再生産可能な農業を進めるなどの適切な価格形成が重要であり、農家が将来にわたって安定的な営農、農地の維持が展望できる制度設計を展望できるよう、JAグループと連携をとりながら政府に対して、食料安全保障の強化や農業生産資材の安定供給の確立や緊急対策について引き続き要請を行ってまいりたい。本日は、JA役職員などが皆さまのご利用に感謝し、心を込めて計画したまつりであるため、今日1日は日頃の農作業を忘れて楽しんでほしい」などとあいさつしました。
続いて、来賓を代表して津谷市長が「4年ぶりにJAまつりと農業者大会が盛大に開催されることにお喜び申し上げる。地域の基幹産業である農業の発展や食の安定供給に向けた取り組みを、皆さまと一緒になって着実に推進することが重要と考えている。引き続きJAの皆さんをはじめ、関係機関と緊密に連携を図りながら、農業を中心とした地域の持続的発展を推進してまいりたい」などとお祝いの言葉を述べたほか、北林丈正秋田県議会議長も祝辞をのべました。
また、成田秀敏常務理事が大会スローガンとして「食料安全保障の強化」「再生産に配慮した適正な価格形成の実現」「国内農業生産の増大に向けた生産基盤強化対策の抜本的拡充」「将来を見据えた活力ある産地づくりの推進」などと4つのスローガンを宣言したほか、小坂亮太青年部長が「本県農業が将来にわたって持続的に発展していくためには、経営規模の拡大や複合経営などにより、これまで以上に経営基盤の強化を図る必要がある。農地の受け皿である経営体を育成するとともに、中小家族経営などの多様な経営体を基本法に位置づけ、その育成・確保に向けた施策を国は講ずるべきであり、農業関係者は、行政に対する働きかけを強化し、食料・農業・地域施策の確立に向け総力を挙げて取り組むものである」などと申し合わせを述べたあとに、来賓などによる鏡割りが行われ、振舞酒が会場で振る舞われました。
このあと、メイン会場の午前のステージでは、鷹巣中学校吹奏楽部による「ミニ演奏会」、JA女性部による芸能発表として、七日市女性部の「大正琴演奏」、上小阿仁女性部の「上小阿仁音頭」、沢口女性部の「花の山形ふるさと音頭」、北秋田警察署による「特殊詐欺被害防止講話」、ふるさとこども太鼓の皆さんなどによる「お米ありがとう音頭」、午後のステージでは、劇団わらび座による「JAまつり わらび座わくわく和ライブ」などが披露され、多彩なアトラクションが会場全体を盛り上げました。
最後には、豪華な賞品が当たるお楽しみ「大抽選会」が行われ、佐藤将人さんと住吉綾恵さんとの軽妙なトークと進行により、当選番号が発表されると、会場は大きな歓声があがるなどの盛り上がりをみせていました。
この日、メイン会場の体育館ではJA女性部による生活工夫展示、秋田北鷹高校家庭クラブによる小物展示販売など、サブ体育館では3Qこども広場(縁日)、購買展示などの各コーナーのほか、駐車場では屋台村のブースなども設けられ、多くの来場者の皆さんがJAまつりを楽しんでいました。