2023年08月16日
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頭上に煌めく 山河に響く 阿仁の夜空に大輪の花
(2023年8月16日)
4年ぶりの開催となる第61回「阿仁の花火大会・灯ろう流し」が8月16日(水曜日)に阿仁河川公園で行われ、大勢の市民や帰省中の方々などが幻想的な灯ろうの灯り、そして、夏の阿仁の夜空を楽しみました。
花火に先立ち行われた「灯ろう流し」は、お盆に帰ってきた死者の魂を現世から再びあの世に送り出すために死者の魂を乗せた灯ろうを流す行事として、この阿仁地区では、花火大会に合わせて阿仁仏教会と灯籠流し奉賛会などが中心となって開催してきています。
河川公園に設営された特設祭壇では、祖先の霊を招霊して供養する一代供養が行われ、各寺の檀家から持参された灯ろうに火が灯されて阿仁川に流されました。川辺では、檀家や観客などが、川面を流れる灯ろうの幻想的な灯りを見守っていました。
メインとなる花火大会(阿仁の花火大会実行委員会主催)も同会場で行われ、「清霊に捧ぐ灯火」と題した4号玉10発とスターマインの開始号砲で開始となりました。
花火大会は3部構成で行われ、オープニングスターマイン「星降る夜のパラダイス」、大スターマイン「彩色ハートビート」、超特大スターマイン「絆を紡ぐハーモニー」、特大スターマイン「光が奏でるシンフォニー」、ワイドスターマイン「平和への祈り」など、3号玉から6号玉までの花火が次々と打ち上げられました。
阿仁川をはさんで対岸から打ち上げられる花火は、間近に迫る光の煌めきと山間に共鳴する轟音が迫力満点で、観客は山河にこだまする阿仁の夜空の大輪の花火を楽しんでいました。