2023年08月01日
コンテンツ番号16198
核兵器のない平和な未来に向けて ~1945年から未来へのメッセージ~
(2023年8月1日)
北秋田市では、平和首長会議(会長:松井一實広島市長)が作成したヒロシマ・ナガサキ被爆の実相等に関する「原爆ポスター展」が、8月1日(火曜日)から15日(火曜日)の期間で市民ふれあいプラザ1階のチャレンジブースで展示を行っています。
平和首長会議は、加盟都市相互の緊密な連携を通じて核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起するとともに、人類の共存を脅かす飢餓・貧困等の諸問題解消、さらには難民問題、人権問題の解決および環境保護のために努力し、もって世界恒久平和の実現に寄与することを目的としています。加盟都市数は166か国・地域8,265都市(7月1日現在)となっています。
また、同会議では、核兵器を廃絶し、人類の共存が持続可能となることにより、あらゆる人が永続的に平和を享受できる世界、すなわち「恒久平和」を実現するため、市民が連帯する都市を創造するとの観点から、「持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン~都市による軍縮と人類共通の安全保障に向けた平和構築~」を2021年7月に策定し、市民を核兵器の脅威から守るとともに、人類の共存を可能とするための取り組みとして、1.国連・各国政府への要請、2.平和首長会議原爆ポスター展、3.被爆体験講話の聴講機会の提供、4.被爆樹木の種や二世の苗木配付・育成、5.子どもたちによる「平和なまち」絵画コンテスト、6.平和教育ウェビナー、7.青少年「平和と交流」支援事業、8.加盟都市との連携などを行っています。
このポスター展にあたり、同会議の会長と副会長である広島市長と長崎市長は連名で「核兵器がもたらした被害の実相を直視し、核兵器が人類の生存そのものを脅かす絶対悪だということを理解していただきたいと思います。そして、この地球上から核兵器がなくなるよう、皆さまが行動を起こしてくださることを期待しています。我々1人ひとりが踏み出す一歩は小さいかもしれません。しかし、それが核兵器廃絶と世界恒久平和を願う国際的な世論に広がっていき、必ずや核兵器のない平和な未来を実現できるものと確信しています」とのメッセージも掲示しています。
ポスター展では、原子爆弾により破壊された街や悲惨な被害の状況、人々の後障害の模様などが写真や絵などで展示されています。
また、今回のポスター展の制作には、市役所総務部総務課にインターンシップで訪れた秋田北鷹高校の中島 蒼さん、芳賀 仁さん、川村啓太さんのご協力をいただきました。
市民の皆さまには、被爆の実相等についてぜひご覧いただきたいと思います。