2023年07月03日
コンテンツ番号16066
一歩踏み出す姿勢で失敗を恐れず新しいことにチャレンジを
(2023年7月3日)
北秋田市議会6月定例会で選任の同意となった、河田浩文(かわた ひろふみ)副市長の就任式が7月3日(月曜日)に市役所本庁舎で行われ、幹部職員らを前に就任のあいさつを行いました。
河田副市長は、北秋田市(旧鷹巣町)出身で1962年生まれの61歳。大館鳳鳴高校、弘前大学を卒業後、1984年に旧鷹巣町役場に採用となり、合併後の北秋田市では、財政課長、総合政策課長、財務部長、総務部長を務められ、2022年3月の定年退職後は再任用職員(総合政策課上席主査)として勤務されました。
就任式の前に行われた選任書交付式では、津谷市長が選任書を交付し「大変な重責を担っていただくことになる。これまでも課長や部長職を経験され、職員も頼りにしていると思う。課題が山積しているが、これから解決への道筋をつけて市民のためにともに頑張っていきましょう」などと述べ、河田副市長は「期待に沿えるよう努力していきたいと思います」などと述べました。
このあと行われた就任式では、はじめに津谷市長が「河田副市長には、これから重責を担っていただくことになるが、鷹巣町時代と北秋田市において、市政発展のためにともに働いてきた職員がほとんどであると認識している。これから副市長という立場となるが、本人も課長や部長職を経験した後に、引き続き再任用職員として勤務され、これまでの副市長の下で仕事をされて感じていると思うが、その経験や知識をもって職員が仕事への情熱を失うことなく、常に市民を気遣って市民のための北秋田市をつくるためには、職員が健康で生きいきと働ける環境の提供と風通しのよい職場であることが大事である。副市長には、常にこのことをお願いしたい。また、最近の物価高騰などによる市民生活への対策、少子化と子育て施策や高齢化と人口減による地域コミュニティの維持、地域医療や災害への対応、北秋田市の資源を活用した誘客など、アフターコロナ時代での様々な施策の取り組みによる課題解決に向けて、ある程度期限を区切りながらその方向性が見出せるように、副市長を中心に職員が一致団結することを期待する。難しい課題ばかりであるが、河田副市長の経験と職員のチームワークを活かしながらともに頑張っていこう」などとあいさつしました。
続いて、河田副市長は「本市のふるさと納税は、県内トップを記録するなど驚異的に寄附額を増やしている。一方で、ハローキティ事業は終了することになった。この2つの事業は、根本的なものは同じだとも考えている。どちらの事業も取り扱い企業と縁があって始めた事業であり、違うのはその結果である。ふるさと納税は、知られた特産品がほぼない中で、米の定期便というヒット商品を生み出したことで大きく寄附額を伸ばした。ハローキティ事業は、子育て世代を中心に喜んでもらえたと思うが、それ以外への浸透や商品開発など、市内経済への進展が足りずに事業を終了することになった。結果はそうだが、事業開始の段階ではこのような結末は予測できておらず、結果が逆であった可能性もある。言いたいことは、一歩踏み出す姿勢が大切で、無謀な取り組みに手を出してはいけないが、失敗を恐れず新しいことにチャレンジしなければ、未来は拓けていけないのではないか。市長と皆さんとともに、住んでよかった思えるまちづくりに取り組んでいきたく、皆さんのご協力をお願いしたい」などと以前に関わった事業などにも触れながら就任にあたってのあいさつを述べました。