2023年06月07日
コンテンツ番号15936
将来の防災リーダーとして活躍を願う
(2023年6月7日)
北秋田市消防本部(中嶋忍消防長)では、防火意識の高揚と知識・技術の向上を図り将来の地域防災を担う人材育成に資することを目的として、秋田北鷹高校(佐々木孝之校長)に募集したところ、9人の生徒から自主的に志願があり、6月7日(水曜日)に「高校生消防クラブ」の結成式が行われました。
東日本大震災から12年が経過した今もなお、地震や豪雨などの大規模な自然災害が発生している中で、自主防災組織活動による自助・共助の重要性、地域防災力の充実強化の必要性が再認識されており、地域防災を担う様々な主体の一つとなる少年消防クラブ(10歳以上18歳以下で構成)では、県内初の高校生だけで組織するクラブとなります。
高校生消防クラブは、将来の消防職・団員として地域防災の担い手育成となることを期待するもので、昨年度は6人の隊員が任命されています。この日は、松橋雅徳消防次長から隊員9人(うち1人欠席)へ任命証が授与されました。
このたび任命を受け入隊したのは、隊長の佐藤晟志(さとう あきゆき)さん(3年)、副隊長の三浦優輝(みうら ゆうき)さん(2年)と佐藤夢楽々(さとう ゆらら)さん(2年)、隊員の松山優太(まつやま ゆうた)さん(3年)、櫻井康生(さくらい こうせい)さん(2年)、小塚翔惺(こづか しょうせい)さん(2年)、木村悠人(きむら ゆうと)さん(2年)、金田瞬聖(かねた しゅんせい)さん(2年)、河田優斗(かわた ゆうと)さん(2年)で、隊長と副隊長以外の隊員は新規加入となります。隊員の任期は令和5年6月1日から令和6年3月31日まで。
任命証の授与のあと、職員から年間行事などの説明を受け、松橋消防次長から「高校生消防クラブへの応募に感謝を申し上げる。防災に興味を持つ高校生がいることを大変うれしく思う。昨年からの方や隊員も増加し、大変心強く感じている。皆さんは、防災に関する知識や技術を習得し、将来は地域や職場で防災のリーダーとして活躍してほしい。災害はいつ発生するかわからないため、いざという時に何をすべきか、何ができるのかをこの活動を通して学んほしい。そのため、皆さんの活動を私たちが全力でサポートする」などと激励のあいさつがありました。
結団式を終えて、今年度から新規加入の松山隊員は「将来は消防士になることが夢で、少しでも知識を増やして地域の人々を救えるようになりたい」などと抱負を述べました。
今後、「高校生消防クラブ」の隊員9人は、年間活動計画に沿って各訓練や講習会などに参加する予定となっています。