2023年06月02日
コンテンツ番号15911
出水期を前に水防関係者が合同巡視を実施
(2023年6月2日)
米代川「重要水防箇所」合同巡視が6月2日(金曜日)に北秋田市今泉地区の排水樋門で行われ、国・県、水防団などの水防関係者が一堂に会して合同巡視を行いました。
重要水防箇所とは、洪水期に危険が予想され、重点的に巡視・点検が必要な箇所として、洪水期には堤防の決壊などであふれ出たりしないように、水防団が土のうを積むなどの水防活動により堤防を守ります。
国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所では、水防関係者が迅速かつ適切な水防活動実施のため、重要水防箇所をあらかじめ確認しておくことが肝要として本格的な出水期を前に関係機関に呼びかけし、水防関係者と合同で重要水防箇所の巡視を行っており、今年度は5月31日の能代・二ツ井地区、6月2日の北秋田地区、6月8日の大館地区で実施されます。
合同巡視を前に、津谷市長は「北秋田市民の安心安全のために、日ごろから取り組みをいただき感謝を申し上げる。近年の雨の降り方は変化し、激甚化している。毎年、全国各地で水害や土砂災害が発生するなど、大雨に起因した災害リスクが年々高まっている状況である。昨年8月の大雨では、米代川流域でも農作物の冠水被害や内水氾濫など市内各地で多くの災害が発生した。今後、そうした被害に対する対策を皆さまと一緒に研究してまいりたい。これから本格的な出水期を迎えるため、必要な設備や危険箇所をあらかじめ確認する今回の合同巡視は、水防活動を安全確実に展開していくうえで大きな意義をもつ。実際に目で確認しておくことは、災害への備えとしてとても有効なものである。本日の合同巡視により、改めて危機意識を共有して災害対応体制がより充実したものになるよう願う」などとあいさつしました。
合同巡視は、今泉排水樋門での開始のあと、坊沢排水樋門、小猿部川合流点、鷹巣橋上流、栄橋の5箇所を巡視しました。
北秋田市では、水防団(消防団各分団)などが水防技術の向上と有事に備え、6月4日(日曜日)に米代川右岸鷹巣橋下流河川敷で水防訓練を実施します。