2023年05月30日
コンテンツ番号15896
未来を担う人材の確保・定着に向けて
(2023年5月30日)
北秋田市商工会会長(藤岡茂憲会長)に対する新規高卒向けの早期求人提出・採用枠拡大要請が5月30日(火曜日)に北秋田市商工会で行われ、津谷永光市長、山木將弘北秋田地域振興局長、渡邉政徳県高等学校長協会県北支部長(大館鳳鳴高等学校長)、簾内正人大館公共職業安定所鷹巣出張所長の4人が要請しました。
この要請活動は、未来の担い手である若年層の地元定着を図ることは、地域社会・経済の維持・活性化に向けた喫緊の課題であることから、関係機関が一体となった取り組みとして行われています。
要請者の4人を代表して津谷市長が「新型コロナウイルス感染症により就職活動に影響があった令和5年3月に卒業・修了した高校生と大学生等については、事業主の皆さまが例年以上に積極的な採用活動に取り組まれた結果、大館・北秋田地域の新規高卒者の就職内定率は3月末現在でほぼ100パーセントとなり、地元就職を希望した多くの生徒・学生が社会人としての第一歩を踏み出すことができたことに深く感謝を申し上げる。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、若い世代を中心に地方暮らしへの関心が高まっており、今春卒業した大館・北秋田地域の高校生の県内就職希望割合は76パーセントと高い水準となっている。本県は少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少が避けられない状況にあり、依然として若者の転出超過が続いていることから、今後も地域社会を維持し県内経済の活性化を図っていくためには、若者の定着が喫緊かつ重要な課題となっている。来る6月1日からは、来春の高校卒業予定者に対する求人受付がハローワークで開始され、また、大学等卒業予定者に対する求人受付も既に2月1日から始まっている。新型コロナウイルス感染症や物価高の影響により厳しい事情を抱える中、一人でも多くの若者が地元企業に対する関心を高め、安心して働ける環境の整備により、一層の地元就職・職場定着が促進されるよう、会員企業の皆さまに周知していただくようお願い申し上げる」などと要請文を読み上げ、1.未来を担う人材の確保につながる早期求人提出、2.人材の確保・定着に向けた働きやすい職場環境の整備、3.生徒や教員、保護者への積極的・効果的な企業情報の発信の重点3項目を要請しました。
このあと、要請者4人と商工会で意見交換が行われました。
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代表して要請文を読み上げる津谷市長 -
藤岡会長へ要請書を手渡す津谷市長