2023年05月12日
コンテンツ番号15835
悲惨な戦争の歴史を忘れることなく正しく伝えていく
(2023年5月12日)
北秋田市遺族連合会(高橋久雄会長)の令和5年度の総会が市民ふれあいプラザで行われ、会員約20人が出席して今後の事業計画などを確認しました。
総会では、はじめに先の大戦で亡くなられた御霊と物故者に対し、出席者全員で黙とう捧げました。
次に、主催者を代表して高橋会長が「早いもので、今年は終戦から78年を迎える。戦後生まれが国民の9割を占め、戦争の記憶が薄れようとしている。遺族会も高齢化が進み、記憶の継承などが喫緊の課題となっている。日本遺族会では、組織の継承を確実に行うために、3カ年計画で実施する運びとなっている。平和な時代に生まれ育った若い人たちが、戦争の記憶を理解することは容易なことではないため、遺族会が一体となって乗り越えていかなければならない。悲惨な戦争の歴史を忘れることなく、正しく伝えていくことが私たち遺族会に課せられた責務であり平和への道である」などとあいさつしました。
続いて、来賓を代表して津谷市長が「戦後の混乱と苦難に満ちた社会の中で、皆さまが手を取り合ってともに幾多の困難を克服して、今日の繁栄を築き上げられたことに深く敬意と感謝を申し上げる。今年は戦後から78年を迎えるが、戦争を知らない世代が国民の大多数を占めるようになり、悲惨な戦争体験と傷跡が次第に薄れつつある中、我が国は平和で豊かな国になった。一方で、世界に目を向けると、ウクライナ侵攻などで多くの人々の命が失われている。このようなときであるからこそ、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを風化させることなく、次世代に継承していくことが重要であると考える。行政としても遺族会の福祉の向上に寄り添っていけるように応援してまいりたい。今日の総会が有意義で、遺族会のますますの発展を祈念する」などとあいさつしました。
このあと、令和4年度の事業報告と収支決算報告、令和5年度の事業計画と収支予算の提案、そして役員改選などが行われ承認されました。
役員改選では、連合会長・高橋久雄(合川地区会長)、連合副会長・斉藤彦志(栄地区会長)、細田隆志(森吉地区会長)、佐藤孝昭(阿仁地区会長)、監事・佐藤史子(鷹巣地区)、高橋茂雄(阿仁地区)の方々が承認されました。