2023年03月20日
コンテンツ番号15643
大阿仁小学校の28年の歴史に幕を下ろす
(2023年3月20日)
新年度から北秋田市立義務教育学校阿仁学園がスタートすることに伴い、今年度末で閉校する北秋田市立大阿仁小学校(奥山法子校長・児童数16人)の閉校式が、3月20日(月曜日)に同校の体育館で行われ、 28年の歴史を振り返るとともに4月に開校する義務教育学校阿仁学園に歴史を引継いでいくことを誓いました。
閉校式では、はじめに国歌、市民歌を斉唱し、津谷市長が「このように素晴らしい環境で心豊かに育った子どもたちが、日々の学習活動はもとより、運動面や文化面で大いに活躍してくれた。この学び舎で身に着けた宝物を阿仁学園につなぎ、新たな礎を築き上げてくれるものと確信している。これまでの長い年月を経た伝統に改めて思いを寄せるとともに、阿仁学園での子どもたちの活躍を期待している」などとあいさつを述べました。
続いて来賓を代表し、北秋田市議会の堀部壽議長が「大阿仁小学校の雄姿は多くの卒業生や関係者の心に深く刻まれ、脈々と生き続けるとともに、28年という長きにわたり培われた輝かしい歴史と崇高な精神は阿仁学園へと引き継がれ、一層醸成するものと確信している」とあいさつをしました。
このあと、児童代表の高堰佳祐さん(6年)が「学校に関わってきたたくさんの人の思いが詰まったたすきを手に、新たな一歩を踏み出します。阿仁学園では、新しい仲間と明るく楽しい学校をつくり、地域に元気を届けたい」とあいさつしました。
そして、奥山校長から津谷市長に校旗を返納したあと、奥山法子校長は「本校は豊かな自然環境の中で、地域に根差した特色ある教育活動に力を注ぎ、小規模校ならではの温かい雰囲気に包まれた中で、地域・保護者・学校が一つとなり、様々な行事に取り組んできたことは子どもたちの心に楽しい思い出として刻まれた宝物である。児童の皆さん、大阿仁小学校で学んだこと、地域の方に支えてもらったことを忘れず、希みをかかげて大きく羽ばたいてください」などとあいさつを述べました。