2023年03月11日
コンテンツ番号15610
感動の卒業式、感激の涙で阿仁中学校のフィナーレを飾る
(2023年3月11日)
北秋田市内の中学校4校では、3月11日(土曜日)に卒業式が行われ、卒業生196人が思い出と希望を胸に学び舎を巣立ちました。
今年度の卒業生は、鷹巣中学校115人、合川中学校37人、森吉中学校38人、阿仁中学校6人となります。
この日は4校それぞれで卒業式が行われ、このうち阿仁地区の小中学校が統合して新年度から義務教育学校「阿仁学園」の開校により、最後の卒業式となる阿仁中学校(小林陽介校長、生徒数22人)では、同校体育館を会場に卒業生と在校生、教職員、保護者、来賓の約80人が出席して卒業証書授与式が行われました。
同校として最後の卒業生となったのは、伊藤颯汰さん、菊地都粋さん、柳谷優太さん、薮田康正さん、栗谷天花さん、湊穂香さんの6人。
はじめに、国歌と校歌を斉唱したあと、小林校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を授与し、卒業生6人のエピソードの紹介や学校生活などを振り返りながら「凛として証書を受け取る姿を見て、改めて皆さんの成長を感じている。また、マスクを外したありのままの成長した姿を見ることができてうれしく感じている。この3月で阿仁中学校は閉校を迎えるが、皆さんは最後の1年の重みを感じながら一つひとつの活動に全力で向き合ってきた。これから皆さんは、夢と目標を持ってほしい。6人が夢に向かって歩き、いつかその夢を最高の笑顔でつかみとってほしい。自然豊かな、このふるさと阿仁で育った子どもたちの笑顔が、これからも一層輝き続けることを願いながら阿仁中学校の最後の式辞としたい」などと式辞を述べました。
続いて、来賓を代表して松橋盛昭PTA会長が「入学から卒業まで3年間のマスク生活の中で、行事が中止や縮小されながらも、今年度は思い出深い1年間だったと思う。すべての行事で感じたことは、3年生の皆さんの成長でした。中でも閉校行事は、皆さんがいなければ成功できなかった行事であり心から感謝したい。4月から家族と離れて暮らす人もいると思うが、そばにいても、離れていても家族はあなたとつながっている。どこにいても家族はあなたを応援し、見守っているため、そのことは決して忘れないでほしい。大人になった皆さんを露熊山峡で待っています。そして、一緒に阿仁中学校校歌、阿仁学園の校歌を歌いましょう」などと祝辞を述べました。
このあと、在校生代表の2人による送る言葉、卒業生を代表して伊藤颯汰さんと栗谷天花さんの2人による巣立ちの言葉、そして卒業生6人から担任の先生と家族への感謝の言葉が贈られ、卒業の歌「旅立ちの日に」を合唱しながら、感動と感激の涙で思い出の詰まった学び舎を後にしました。