2023年02月13日
コンテンツ番号15487
地域の思いが込められたお米を食べてみんなが笑顔に!
(2023年2月13日)
3月に高校入試を控えた秋田内陸線沿線の中学3年生を対象に、田んぼアート会場で収穫されたあきたこまちを「合格祈願米」として激励しようとする贈呈式が、2月13日(月曜日)に北秋田市役所阿仁庁舎で行われました。
この贈呈式は秋田内陸地域公共交通連携協議会が企画したもので、秋田内陸縦貫鉄道株式会社の吉田裕幸代表取締役社長から、北秋田市教育委員会の佐藤昭洋教育長と仙北市教育委員会の須田喬教育長、地元中学校の阿仁中学校3年の湊穂香さんに1人あたり2合とする「合格祈願米」の目録が贈呈されました。
贈呈にあたり、畠山孝秀協議会事務局長から「田んぼアートは昨年で11年目となり、毎年地元の小学生や地域の方々、企業の方々に協力をいただき、仙北市と北秋田市の沿線5カ所で開催している。このたびの『合格祈願米』のあきたこまちは、コロナ禍という苦難の中、高校合格という夢に向かってひたむきに努力を続ける沿線の中学3年生のみなさんが、高校入試に向けて自信を持って臨み、充実した高校生活が送れるよう、そして内陸線を利用して通学してほしいという思いを込めて贈呈するもの。受験はみんなで戦う団体戦であり、みんなの思いがつまったこの合格米を食べて、見事合格を勝ち取り、春から内陸線に乗って笑顔で通学する皆さんにお会いできることを楽しみにしている」などとあいさつ。
また、吉田代表取締役社長が「昨年は災害などもあり、苦しい局面をくぐり抜けてきたが、今年に入り樹氷なども始まり、外国人観光客も増えつつあるなど明らかに回復の兆しを見せている。今日プレゼントする『合格祈願米』をエネルギーにして、残りの中学生活を悔いのないよう頑張ってほしい。田んぼアートは、田んぼを作っているだけでなく、地域の笑顔、地域の未来を作っているものと受けとめている。皆さんの知恵と情熱で、今後も地域や内陸線を活性化し盛り上げていきましょう」などとあいさつしました。
贈呈を受けて、北秋田市教育委員会の佐藤教育長は「田んぼアートは計算と設計されたうえで植えられている。そのアートを支えているお米を食べて、特に数学の成績は大丈夫。みんなの思いを吸収して育ったあきたこまちなので、何の迷いもない。田植えをした小学生や地域の方々の思い、みんなの思いが込められたあきたこまちで脳を活性化して、受験後には皆さんの笑顔を楽しみにしている。受験生への贈呈に感謝を申し上げる」などと感謝と激励を述べました。
続いて、生徒を代表して阿仁中学校3年の湊穂香さんは「贈呈されたお米を食べてたくさん勉強を頑張りたい。ライスでナイスな点数を取るよう頑張るぞ!」などと感謝と決意を述べました。
最後に、ローカルエッセーコンテストで最優秀賞を受賞した田んぼアートを題材にした動画を出席者全員で視聴しました。
この「合格祈願米」は、北秋田市の鷹巣中学校、合川中学校、森吉中学校、阿仁中学校、仙北市の角館中学校、桧木内中学校、西明寺中学校、神代中学校、生保内中学校の9校の受験生に送られます。