2023年01月10日
コンテンツ番号15315
実践事例の発表と講演を通じて今後の教育活動につなげる
(2023年1月6日)
令和4年度北秋田市教育センター所員発表会・教育講演会が1月6日(金曜日)に文化会館で開かれ、多くの教育関係者などが各学校での実践事例発表や講演により、今後の効果的な学習指導などを研修しました。
北秋田市教育センター(山田理所長)は、北秋田市の教育に関する調査研究や教職員の研修などにより教育振興を図ることを目的に設置されていて、市立学校と教育委員会事務局職員が所員となり組織されています。
この所員発表会・教育研修会は教育センター事業の一環として毎年開催されていて、各校の実践事例などを発表し、教職員がお互いの教育活動に役立てることを目的に実施されています。
開会行事では、はじめに山田所長が「本日こうして所員発表会を迎えることはできたが、現在心配しているのは、新型コロナウイルスの感染拡大が衰えを見せないこと。学校現場では、ここ2年もの間、校長先生のリーダーシップの下で各校において感染拡大の防止に努めながら様々な工夫をして授業や学校行事に取り組んでいただいた。きめ細かな配慮や臨機応変な対応など、先生方の誠実で丁寧な取り組みのおかげで、長く続くコロナ禍でも子どもたちが充実した学校生活を送ることができたものと考えている。3学期も今までと同様にご難儀をおかけすると思うがよろしくお願いしたい。教育センターは今年度も様々な取り組みを行ってきたが、北秋田市学校教育ビジョンを掲げた2年目、そして1人1台端末環境下での学びの2年目が間もなく終わろうとしている。各校においてICT活用に向けた取り組み、授業実践が着実に進められているということでとてもありがたく思う」などとあいさつしました。
続いて、来賓の津谷市長が「本日の発表会が開催されることに心からお喜びを申し上げる。また、教職員の皆さまには、この長引くコロナ禍において、毎日が緊張であり制約がある中で、子どもたちにとって最大限の学習効果が得られるように日々真摯に対応してくださることに心から厚く感謝を申し上げたい。学校教育の現場では、ふるさとを愛し、ふるさとを支えようとする子どもたちの育成を目指して、創意あふれる様々な活動を推進していただいた。地域のことを考え、ふるさとを大切にしていこうという思いが育ってきている。今年度は本市のキャリア教育の在り方が認められ、文部科学大臣表彰を受けることが決まった。これも学校関係者と地域が連携・協働して、キャリア教育の普及・啓発に寄与されてこられた賜物と心から感謝を申し上げる。北秋田市の担い手となる子どもたちの輝く未来のため、教育センターの活動がますます充実したものとなることを願う」などと祝辞を述べました。
このあと所員発表が行われ、綴子小学校の小坂美和教頭・佐々木美幸教諭・渡邊理恵教諭・斉藤寛展教諭・畠山沙也加教諭が「地域貢献を柱としたふるさと・キャリア教育の推進」、前田小学校の矢旗香緒理教諭が「人・自然・ものとの関りを通して、ふるさと前田への思いを深めていく活動の実践」と題して、それぞれの学校での取り組みや体験談などを発表しました。
所員発表のあとには教育講演会が行われ、秋田内陸縦貫鉄道株式会社の吉田裕幸代表取締役社長と秋田内陸活性化本部の佐藤悠平主事が「内陸線がつくる地域の未来」と題して講演しました。
参加した教育関係者は、所員の発表や講演に熱心に耳を傾け、質問や意見を述べるなどしていました。
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あいさつする山田所長 -
来賓祝辞を述べる津谷市長 -
所員発表での綴子小学校の皆さん -
所員発表での矢旗教諭(前田小学校) -
教育講演会 -
会場の様子