2022年11月30日
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民俗芸能の振興や伝承に貢献された2名が表彰
(2022年11月30日)
令和4年度秋田県民俗芸能功労者表彰を受賞した坊沢獅子踊り保存会の津谷喜代蔵さんと阿仁前田獅子踊保存会の庄司鉄美さんが、11月30日(水曜日)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞報告をしました。
秋田県民俗芸能功労者表彰は、秋田県における民俗芸能活動において、特に顕著な功績をあげた人物を表彰するものです。
津谷喜代蔵さんは、18歳から奴踊りや獅子踊りの舞手として活躍し、32歳で発起人の一人として保存会の設立に尽力されました。69歳からは奴踊りと獅子踊りの指導者として後継者育成に取り組むとともに、保存会の事業に積極的に参加し、芸能の振興に貢献されました。
庄司鉄美さんは、22歳で保存会に入会し、奴踊りや獅子踊りの舞手として活躍し、60歳からは獅子踊りの指導者として後継者育成に取り組まれています。また、小学生を対象に奴踊りや棒使いなどの指導や、中学校の学校祭での発表に向けた指導を行うなど、芸能の伝承に尽力されました。
受賞について津谷さんは「獅子踊りを始めたのが高校3年生の時だったので、ずいぶん長く続けたとも感じるが、短くも感じる。今後も会員の一人としてできる限りの力を注いでいきたい」と話しました。庄司さんは「獅子踊りを続けて足掛け50年くらいになる。子どもがだんだんと少なくなってきたが、後世に残すためにこれからも育成に力を入れていきたい」などと話しました。
報告を受けた津谷市長は「津谷さんと庄司さんのご功績に心から敬意と感謝を申し上げる。これまで地域の方々と一緒になってそれぞれの発表の場、子どもたちへの伝承、そして地域活性化のために活動されました。民俗伝統芸能を維持していくためには、我々が想像もつかないようなご苦労もたくさんあると思うが、これからも健康に留意されながら頑張っていただきたい」などと2人の受賞をたたえました。