2022年11月11日
コンテンツ番号15067
明るい未来へ、つながりづくりの出発点に
(2022年11月11日)
第18回北秋田市社会福祉大会が11月11日(金曜日)に文化会館で開催され、各福祉活動功労受賞者の表彰と映画上映などが行われました。
この社会福祉大会は、北秋田市社会福祉協議会(小笠原信会長)が主催して開催されているもので、今大会は「未来へ つながりづくりの再出発」をテーマに、まだまだ出口がみえない社会状況に負けず、誰もがいきいきと安心して暮らせる地域社会を目指し、つながりづくりを進め、コロナ後におけるより豊かな地域共生社会を実現することを目的として開催されました。
大会の式典では、はじめに小笠原会長が「長年にわたり地域の福祉向上に献身的に努めてこられ、本日表彰を受ける皆さまのご功績とご苦労に対して、心より敬意と感謝を申し上げる。人口減少や少子高齢化が進み、地域のつながりが希薄化する中、新型コロナウイルス感染症の長期化などにより、社会的孤立や生活困窮の課題が深刻化している。さらに、外出機会の減少や地域での諸行事などの中止により、人と人とのつながりが希薄化する中、工夫を凝らしながらも見守り活動や訪問活動を続けていただいた民生委員児童委員の皆さま、自治会、町内会、ボランティアの皆さまは、地域の絆をつなぎとめる重要な役割を果たされたことに重ねてお礼を申し上げる。今大会は3年ぶりの開催となったが、今後、一層の複合化、多様化する地域住民の課題に対応していくためには、さらなる幅広い関係者との連携が重要となる。本会は、法人の経営組織の安定を図るとともに、市・県などの行政とさらなる連携を図っていく。さらには、福祉分野以外の幅広い関係者とともに目指すべき地域の姿を共有し、それぞれの効果的力を発揮することで、地域福祉の推進が図られるよう連携・協働の中核を担っていくとともに、自らがセーフティネットとしての役割を果たしていけるようさらなる取り組みを進めていきたい」などと主催者あいさつをしました。
続いて、北秋田市社会福祉協議会会長表彰が行われ、地域社会奉仕功労(団体)6団体、社会福祉施設従事者功労18人、社会福祉協議会従事者功労55人に、小笠原会長から表彰状が贈られました。
また、秋田県共同募金会会長表彰では、奉仕功労10人、特別寄付者2団体と1人、感謝状3団体に、小笠原会長から表彰状と感謝状が贈られました。
このあと、来賓を代表して津谷市長、秋田県議会の近藤健一郎議員、同じく北林丈正議員が来賓祝辞を述べ、このうち津谷市長は「受賞された皆さまには、それぞれの立場から長年の地域貢献と社会福祉の向上にご尽力をいただいていることに感謝を申し上げる。今日の社会は、少子高齢化社会の到来や、核家族と単身世帯の増加により、地域や家族とのつながりに希薄化がみられること、住み慣れた地域で安心して暮らしたいといった意識の高まりも感じられるようになった。市としても、社会福祉協議会の皆さまとともに策定をした地域福祉分野の包括的な計画となる『北秋田市第2次地域福祉計画・第2次地域福祉活動計画』に基づき、それぞれの課題に対して、横断的に連携をして包括的に支援する体制の充実を図るとともに、地域における課題を自分のことのように考える地域づくりを進めていきたいと考えている。地域住民、行政や関係機関の皆さまが支え合い、一人ひとりが生きがいをもって暮らせる社会の実現のためには、地域福祉を支えていただいている皆さまのご協力は不可欠である。引き続きのご支援とご協力を心からお願いしたい。本大会が、お互いを支え合う明るいまちづくりの出発点となることを祈念する」などと祝辞を述べました。
最後の大会宣言では、北秋田市社会福祉協議会の小林節子副会長が「私たちがこれまで培ってきた地域づくりを今後も絶やさないために、本大会を契機として、未来へ向けた新たな『つながりづくり』をはじめていかなければなりません。『お互いが尊敬し支えあう明るいまちづくり』の実現に向けて、北秋田市民一人ひとりがこの地の良さを再発見し、多様性を大切にしながら関係者とともに連携・協働を重ね、地域福祉を推進していくことをここに宣言します」などと宣言し、満場一致の拍手で採択となりました。
式典終了後には、2018年に動員20万人を超える大ヒットしたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」が上映されました。