2022年11月12日
コンテンツ番号15053
日常生活の中で鍛える時間をつくり運動で骨折を予防しよう
(2022年11月12日)
第47回地域の医療を考える集いが、11月12日(土曜日)に北秋田市民ふれあいプラザコムコムで開かれ、来場者は講演を聴きながら地域医療について理解を深めました。
「もっと知ろう!骨粗鬆症~運動で骨折を予防~」をテーマに、骨折やトラブルに巻き込まれないように正しい理解を得ていただくため、そしてこれからの人生も元気に過ごすために役立てていただくことを目的に開催されました。
開会にあたり、大館北秋田医師会の櫻庭庸悦会長が「久しぶりに北秋田地区での開催となりました。これから雪が降って除雪シーズンが始まり、皆さん雪かきをされると思いますが、腰など体の痛みも出てくると思い、骨粗鬆症をテーマにしました。これは比較的女性に多く、女性ホルモンが低下し骨がだんだん弱くなるというものですが、最近は男性にも見られるようになった。今日は楽しい講演なってほしい」などと主催者を代表してあいさつを述べました。
また、行政を代表して津谷市長は「私自身も筋肉量が減ってきていて、今回のテーマには大変関心があり、今日お二人の先生から専門的なお話とご助言をいただける貴重な機会ということでとても楽しみにしている。北秋田市も高齢化が進んでいて、今年は3万人の人口を切ってしまった。しかしこのような時代だからこそ、あらゆる世代、そして官民共同によって地方創生、まちづくりを進めていかなければいけないと考えている。体の健康が、私たちが生き生きと活動する基礎となる。ぜひ本日の講演会で、大事な骨について、運動の大切さについてを学んでいただき今後に役立てほしい」などとあいさつを述べました。
その後、秋田労災病院整形外科第三整形外科部長の佐藤千恵先生による「握力を気にしたことはありますか?」をテーマにした講演、秋田大学大学院医学系研究科整形外科学講座准教授の本郷道生先生による「もっと知ろう!骨粗しょう症~運動で骨折を予防~」をテーマにした講演が行われ、参加した聴講者は、握力や歩く速さが寿命と関係していることや、簡単な運動により骨折やトラブルを防げることなど、日頃の予防の大切さを改めて感じている様子でした。