2022年11月07日
コンテンツ番号15036
今年度の農業実績や現況などを報告し情報共有を行う
(2022年11月7日)
令和4年度北秋田市農政意見交換会が、11月7日(月曜日)に市役所本庁舎で行われ、秋田たかのす農業協同組合(小笠原隆志代表理事組合長)と、今年度の水稲・野菜等の作柄状況報告、農業振興施策について意見交換をしました。
開会にあたり、津谷市長が「8月の大雨で、住宅の床上・床下浸水のほかに農作物の冠水や農地農業用施設などの甚大な被害が発生した。被災された皆さまが一日でも早く、安全・安心に生活ができるよう関係者一丸となって災害復旧に向けて取り組んでいるところである。さて、令和4年産米は、6月の日照不足や8月のこれまでにない大雨被害から、収穫量が減少し、11年ぶりにやや不良と見込まれている。地域産業を持続可能なものにしていくためには、農業経営の安定化につながる施策を進め、農家の生産意欲を高めながら農家所得の向上に努めていかなければならない。本日の意見交換会では、来年度に向けた、市とJAの連携による農業振興策の方向づけや、昨今の農業情勢の変化に対応した地域農業の発展に向けて様々な意見を賜りたい」などとあいさつをしました。
続いて、小笠原代表理事組合長が「コロナ禍が続いてるが、当市においても3年ぶりに産業祭が開催されるなど低迷している社会・経済活動が徐々に明るい兆しが見えてきたように感じる。令和4年度産の米の概算金は昨年度より60キロあたり500円と、小幅な値上げとなっている。稲作については、6月上旬の低温と天候不順の影響により件数は例年よりかなり少ない状況で推移した。8月豪雨の被害により、田んぼの冠水や稲が完全に泥で埋まるなど収穫困難な状態が散見され、12年ぶりの不作の年となった。食料、安全保障の強化の観点からも将来を見据えた万全な政策、予算が必要だと考えてる。農家がこの危機を乗り越え、消費者に安全・安心な食べ物をここ北秋田市から供給できるよう、国、県への働きかけ、市のさらなるお力添えをお願いしたい」などとあいさつを述べました。
その後、今年度の水稲・野菜等の作柄状況についての報告や農業振興施策の提案、要望が行われました。