2022年10月29日
コンテンツ番号15010
思い出と伝統とともに未来へ歩む
(2022年10月29日)
北秋田市立阿仁中学校(小林陽介校長)の閉校記念行事が10月29日(土曜日)に同校で行われ、地域住民や卒業生、保護者などが参加し、思い出を振り返りました。
1947年に阿仁合中学校、大阿仁中学校、中村中学校が開校、その後1962年に大阿仁中学校と中村中学校が統合し、阿仁第二中学校となりました。1974年には阿仁合中学校が阿仁第一中学校に校名変更、1991年に阿仁第一中学校と阿仁第二中学校が統合し、現在の阿仁中学校が開校しました。そして来年度、阿仁地区3校の閉校と「義務教育学校阿仁学園」の開校が決定しています。
同行事は2部制で、第1部では全校生徒による校歌合唱のあと、生徒会長の栗谷天花さんが「今年は何をしても『最後』がつく。これまでの歴史に重みを感じながら何事も全力で取り組むことができた。今日はたくさんの方々の力によってどのように阿仁中学校を創ってきたのか、思い出す素敵な時間にしたいと思う。みなさんごゆっくりお楽しみください」などとあいさつをしました。
続いて「あの日、あのとき」と題して、体育祭や部活動、名物先生などのテーマを学校創立からの写真とともに振り返り、懐かしい写真や思い出話を聞いて会場は盛り上がりました。
その後の語り合う会では「私たちが阿仁学園に伝えたい 阿仁中のきらり」をテーマに全校生徒と阿仁合小、大阿仁小児童らがそれぞれの思いを積極的に発表していました。
第2部は初めに秋田活性化中学校選手権プレゼンテーションが行われ、その後小林校長が「この学校には『人を思いやるやさしい心』を持った子どもたちが22名いる。温かい声をかけてくださるおうちの方、地域の方々がたくさんいる。そして自分らしさを発揮しながら素晴らしい生き方を背中で示してくれる先輩がたくさんいる。これだけ素晴らしい教育環境が揃っているのであれば、来年開校する阿仁学園は胸を張って堂々と日本一の学校を目指していいと思う。一人ひとりの輝き、どの子も輝ける学校を子どもたちと手を取り合いながら築いていきたい。今日はこの閉校記念行事を最後までごゆっくりお楽しみください」などとあいさつを述べました。
その後、書道パフォーマンス動画上映やよびかけなどが行われ、会場は大きな拍手に包まれていました。
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あいさつをする生徒会長の栗谷さん -
第1部の様子 -
あいさつを述べる小林校長