2022年10月15日
コンテンツ番号14980
ちいさな研究者たちが研究の成果を堂々と発表
(2022年10月15日)
北秋田市と上小阿仁村の小・中学生「理科・社会科研究発表会」(山田理北秋田市教育センター所長)が10月15日(土曜日)に鷹巣中学校を会場に行われ、ちいさな研究者たちが夏休みの研究の成果を発表(中学生は該当なし)しました。
理科研究は、理科的研究の成果を発表交流し、科学的な探究心を培うとともに自然を愛する心を育てる、そして、社会科研究は、児童生徒の自由研究や学習の成果等を発表し合うことを通して、お互いに学び合うとともにその活動を称え、さらなる探究心を育てるという目的としてこれまで実施されています。
この日は、はじめに放送による開会式が行われ、主催者である山田所長が「コロナ禍の中で、調べたり出かけたりすることはとても大変で、家族の協力もあったことと思う。今日は、協力してくれた家族への感謝の気持ちを込めながら、頑張って調べた研究の成果を会場の皆さんに伝えてほしい。今日ここに集まった皆さんは、自分が不思議に思い、興味を持ったことを心の底から面白い、面白そうと感じ、実験や観察・調査などをしたと思う。人間の歴史は、調べたことや研究の積み重ねである。私たちの身の回りにある便利なものは、すべて過去に調査研究した人のワクワクした気持ちからスタートしている。これから先、皆さんの心の中にあるワクワクが未来の私たちの生活を変えることになるかもしれない。今日は、皆さんの言葉で伝えてほしい」などとあいさつしました。
発表会は、理科研究発表が4会場で26題26人、社会科研究発表が4会場で20題22人の「ちいさな研究者」たちが、夏休みにそれぞれ取り組んだ多岐にわたる研究内容をわかりやすく図表やグラフ、画像などでまとめ、それぞれの会場で堂々と発表しました。参加児童の中には、1人で2題の研究に取り組んだ児童もいました。
また、発表会終了後には同校体育館を会場に、秋田大学理工学部物質科学科無機材料化学研究室スタッフ・学生による「おもしろ理科実験教室~サイエンススクール~」がステージ上と各ブースで行われ、児童と保護者が5つのブースでカラフルなスライム作りや1分でできるスタンプ作りに挑戦し、たくさんの歓声があがるなど、科学の面白さや不思議さに触れていました。
なお、発表会の発表要旨は発表会には参加していない研究も含めて、理科研究が「ちいさな科学者」、社会科研究が「ふるさとの研究」に掲載され発行となる予定です。