2022年09月24日
コンテンツ番号14889
森林と人々の生活や、環境との関係の理解と関心を深める
(2022年9月24日)
北秋田市と国立市の児童交流事業として、鷹巣東小学校児童7人と国立市の児童14人による植樹体験活動が9月24日(土曜日)に市有林「友好の森」(栄地内)で行われ、参加した児童は交流しながら植樹を体験しました。
東京都の国立市とは2018年に友好交流都市協定を締結しており、「都市と山村の友好の森事業」では、森林環境譲与税を活用して持続可能な社会の構築に果たす森林・林業の役割や木材利用に対する理解と関心を高める取り組みとして、都市の子どもたちと山村の子どもたちが連携した森づくりを実施することを目的に、事業の一環として2019年には、両市の小中学生が協力しながらスギの苗を「友好の森」で植林しています。
この日、大館能代空港に到着した国立市の児童たちは、鷹巣東小学校の児童たちと合流し、移動するバスで自己紹介しながら交流となりました。
会場では、最初に佐藤栄作産業部長が「今日はスギの苗の植林体験をしてもらいます。この植林は、森林環境譲与税を活用しており、植林したスギは大きく育ったら身の回りの建物の材料として使われる予定。この植林活動を通じて、少しでも森林と自分たちの生活との関連性を考えてほしい。協力しながら植林を頑張りましょう」などとあいさつしました。
続いて、大館北秋田森林組合の職員から植樹の仕方などの説明を受けた後、参加した児童たちは100本のスギの苗の植樹を行いました。児童たちは3班に分かれて協力して穴を掘り、丁寧に苗を植えながら森林や林業などに対する理解を深めていました。
この日はあいにくの雨模様でしたが、植林を終えて鷹巣東小学校6年の成田空哉さんは「国立市の皆さんと話すことができて楽しかったし、植林も楽しかったので参加してよかった」などと話していました。
このあと、国立市の児童たちは「道の駅たかのす」で昼食。「大太鼓の館」で世界一大太鼓の見学、世界文化遺産「伊勢堂岱遺跡」ではジュニアボランティアガイドによる案内を受け、最後に「くまくま園」でのエサやりなどを楽しみ、打当温泉「マタギの湯」に宿泊。打当温泉のマタギ資料館では、阿仁マタギのシカリの鈴木英雄さんからマタギ語りを聞くなど、1泊2日の北秋田市体験を満喫し、秋田内陸縦貫鉄道に乗車して帰路につきました。