2022年08月29日
コンテンツ番号14796
8月大雨被害状況、市議会9月定例会、秋のイベント関係などを説明
(2022年8月29日)
令和4年8月の津谷市長の記者会見が、8月29日(月曜日)に市役所本庁舎で行われました。
津谷市長の会見概要は次のとおりです。
- 令和4年8月の大雨被害状況
- 令和4年 北秋田市議会 9月定例会
- 第20回 北秋田市「縄文まつり」
- 第18回 北秋田市たかのす「太鼓まつり」
- ゼロカーボンに向けた実証事業
- 新型コロナウイルス感染症対策
1.令和4年8月の大雨被害状況
このたびの大雨により、被災された全ての皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
本市では、8月3日および9日から断続的に降り続いた大雨により、市内各地で被害が発生しました。 被害状況は、住宅被害は床上浸水が5件、床下浸水が25件の計30件となっています。
公共土木関係では、河川の護岸決壊や道路の崩落などの被害が発生し、河川は9河川17か所、道路は71路線119か所で、被害額は7億3,386万円となっています。
農林関係では、農作物は水稲596ha、大豆、ソバ、野菜など48haの計644haの農地が冠水し、被害額は1億8,414万7千円となっています。
また、農地・農業用施設は308件で法面崩壊や決壊などの被害が発生し、農地183か所、水路116か所、農道29か所、揚水機24か所、頭首工7か所、ため池5か所、橋りょう1か所の計365か所で、被害額は21億4,269万円となっています。
林道は路肩決壊や山腹崩壊などの被害が発生し、38路線46か所で、被害額は6,513万円となっています。
その他公共施設は、水道管の破損等により、坊沢および七日市地区の一部地域で断水が発生し、487世帯に影響が出ましたが全て復旧しています。
いずれの被害状況も8月24日現在で、市全体の被害額は合計31億2,582万7千円となっていますが、今後の調査によりさらに増える可能性が高い状況です。
なお、この大雨被害で被災した河川や市道、農地・農業用施設等の復旧を迅速に進めるため、復旧に係る経費6億9,085万7千円を計上した一般会計補正予算を8月15日に専決処分しています。
2.令和4年北秋田市議会9月定例会
令和4年北秋田市議会9月定例会を9月12日に招集することとしました。
今定例会には、先ほど説明した大雨被害の復旧に係る専決処分の承認が1件、「北秋田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の条例案が1件、補正予算案が5件、「財産の無償譲渡について」をはじめとする単行議案が5件、報告3件、認定20件の計35件の提案を行うこととしています。
概要は、午前中に行われました議会運営委員会において総務部長から説明をさせておりますが、特に一般会計補正予算案について説明させていただくと、既定の予算の総額に7億5,491万3千円を追加して、予算の総額を246億273万2千円とするものです。
一般会計補正予算案の主な歳出は、ふるさと納税事業として1億5,872万2千円、地方交通対策事業として372万4千円、マイナンバーカード出張申請事業として881万1千円、新型コロナウイルスワクチン接種事業として3,504万円を計上しています。
3.第20回北秋田市縄文まつり
9月10日(土曜日)、伊勢堂岱縄文館を会場に、節目となる「第20回北秋田市縄文まつり」が開催されますのでお知らせします。
縄文まつりは、伊勢堂岱遺跡の価値を市民に伝えるために開催するもので、コロナ禍により3年ぶりの開催となります。
まつりの内容としては、土器土偶づくりや勾玉づくりなどの縄文体験青空教室のほか、イノシシ鍋試食体験、かづのDMOの協力による縄文食体験、有料のキッチンカーなどもご用意し、子どもから大人までお楽しみいただける内容となっています。
また、今回は特別講演で「土偶女子」としてご活動されています譽田亜紀子(こんだあきこ)さんによる講演を、子ども向けに2回、一般向けは翌日11日に市民ふれあいプラザコムコムを会場に、1回行う予定としています。事前申込が必要となりますので、お電話にて生涯学習課世界遺産推進係(℡:67-6771)までお気軽にお申込みください。
伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコ世界文化遺産に登録されてから1年となりました。この機会にぜひ、ご家族、ご友人お誘い合わせのうえ、ご来場を心からお待ちしています。
なお、実行委員会では、新型コロナウイルス感染症対策として「手指消毒」「不織布マスクの着用」「適切な人との距離の確保」などへのご協力を呼び掛けていますので、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
4.第18回北秋田市たかのす太鼓まつり
9月11日(日曜日)、大太鼓の館の野外ステージにおいて、3年ぶりに「第18回北秋田市たかのす太鼓まつり」が開催されますのでお知らせします。
太鼓まつりは、ギネスに認定された大きさを誇る綴子大太鼓をはじめ、太鼓演奏に取り組まれております皆さんが、一堂に会する太鼓の一大イベントです。
まつりでは、北秋田市で太鼓演奏等に取り組まれている9団体をはじめ、特別出演として、男鹿市から「なまはげ太鼓鬼神衆(なまはげだいこきじんしゅう)」、三種町からは「長信田太鼓(ながしだだいこ)」、の皆さんをお迎えし開催することとしています。
特に見どころは、綴子地区の上町・下町両町から綴子大太鼓4台の合同演奏で、7月の例大祭においても両町合同で演奏されることはないため夢の共演となります。
太鼓のまち北秋田市ならではの迫力ある太鼓演奏と、感動的な音楽や踊りのパフォーマンスを楽しんでいただきたいと考えていますので、ご家族、ご友人お誘い合わせのうえ、ご来場を心からお待ちしています。
5.ゼロカーボンに向けた実証事業
北秋田市では、このたび新たな取り組みとして、秋田県音楽大使である高橋優さんが主催する「秋田キャラバンミュージックフェス2022」で、丸紅株式会社、金沢機工株式会社のご協力をいただき、ゼロカーボンに向けた実証事業を行うこととしています。
この実証事業は、会場内の飲食ブースで使用される食器類の一部を、丸紅の循環型食器「エディッシュ」に置き換えて回収し、使用済みの「エディッシュ」を金沢機工の炭化装置で炭化させることにより、会場内で排出される温室効果ガスとのカーボンオフセットに繋げるという実証事業になります。
本市では、これまでも友好交流都市の国立市と「森林整備の実施に関する協定」を締結し、間伐等の森林整備で得られるCO2吸収量について、温室効果ガスと相殺するカーボンオフセットに取り組んでいますが、この実証事業を契機に、様々な場面でゼロカーボンを意識した取り組みに繋げていきたいと考えています。
6.新型コロナウイルス感染症対策
新型コロナウイルス感染症は、県内でも8月23日の感染者数が1,879人と過去最多を更新し、ここ北秋田保健所管内も、8月20日の感染者数が85人と過去最多を更新して、連日にわたり高い新規感染者数で推移しています。
秋田県では、8月12日に「BA.5対策強化宣言」を発令し、感染対策の徹底、高齢者や基礎疾患のある人に混雑した場所への外出を控えるよう呼びかけを行っています。
市としましても、この宣言内容に沿って県と連携を図り、ワクチン接種の推進や感染防止対策に取り組んでいます。
いつ感染するかわからない状況でありますので、外出する際には、ご自身の体調をご確認いただき、発熱や倦怠感がある場合は、軽度であっても外出や移動を控え、受診や検査を行ってくださいますようお願いします。
また、県の宣言でも要請されていますが、私からも市民の皆さまに、場面に応じた「マスクの着用」「三密(密集・密接・密閉)の回避」「手洗いや手指消毒」「換気」といった基本的な感染防止対策の徹底と、体調不良時には行動をストップする勇気をもってくださいますようお願いします。