2022年08月23日
コンテンツ番号14768
平和の大切さを次世代に語り継ぐ
(2022年8月23日)
令和4年度の北秋田市戦没者追悼式が、8月23日(火曜日)に市文化会館で行われ、戦没者の遺族や関係者が黙とうや献花を行い、戦没者の冥福を祈るとともに恒久平和を祈念しました。
戦没者追悼式は、第二次世界大戦で亡くなられた市出身者を追悼し、恒久平和を祈念するために行われており、市出身の戦没者は約1,700人とされています。
この日の式典では、拝礼と国歌演奏に続き、黙とうを行い戦没者への哀悼の祈りを捧げたあと、津谷市長が「戦没者追悼式を挙行するにあたり、犠牲となられました方々の御霊に対し謹んで哀悼の意を表します。かけがえのない肉親を失った悲しみと、幾多の苦難に耐えながら御霊の供養に務めてこられた遺族の皆さまに対し、衷心より敬意を表します。数多くの尊い命が失われた先の大戦から、77年の歳月が過ぎ去りました。国の繁栄を信じ、最愛の家族を案じ、幸せを願いながら遠く離れた異国の山河で、あるいは海洋で国難に殉じられた方々のご無念を思うと、終戦から半世紀以上の歳月が流れた今もなお、尽きることのない深い悲しみが胸に迫ってまいります。戦後、我が国は恒久平和の誓いのもと、人々のたゆみのない努力により混乱の中から立ち上がり、飛躍的な経済発展を成し遂げ平和と繁栄を享受していますが、今日の繁栄の平和な生活も、あの悲惨な歴史を教訓として培われたものであることを決して忘れることなく、平和の大切さを次世代に語り継ぐことこそが私たち一人ひとりに課せられた責務であります。北秋田市は非核平和都市として、再び戦争の悲劇が繰り返されることがないよう決意を新たにして、世界の恒久平和と人々の幸福を願い心豊かに暮らせる郷土を築くため、今後一層努力することをお誓い申し上げます。皆さまとともに、とこしえに御霊のご平安を申し上げますとともに、郷土の繁栄とご遺族の皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます」などと式辞を述べました。
続いて、佐竹秋田県知事の代理として畠山賢也北秋田地域振興局長、堀部壽北秋田市議会議長、高橋久雄北秋田市遺族連合会会長からそれぞれ追悼のことばが述べられました。
式の最後には、来賓や遺族代表、市議会議員などがステージ中央に飾られた祭壇へ、客席の遺族関係者などがホール内の献花台へ献花と拝礼し、戦没者の冥福を祈りました。
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式辞を述べる津谷市長 -
追悼の言葉を述べる堀部議長 -
献花と拝礼を行う遺族関係者 -
献花と拝礼を行う遺族関係者 -
祭壇や献花台に献花と拝礼の様子 -
祭壇や献花台に献花と拝礼の様子