2022年08月22日
コンテンツ番号14766
小阿仁川水系の流水と清流復元に向けて
(2022年8月22日)
小阿仁川水系対策委員会(佐藤真二委員長・上小阿仁村議会副議長)の総会および小阿仁川流況調査が、8月22日(月曜日)に上小阿仁開発センターで実施されました。
この対策委員会は、小阿仁川に流水を復元し、清流を取り戻すための諸活動を展開することで、その実現を図ることを目的に開かれていて、北秋田市と上小阿仁村から選出された委員12人で構成されています。
北秋田市の合川地区を流れる小阿仁川では、現在も河川改良事業で築堤工事などが継続的に進められていますが、近年の豪雨等による河川の増水被害などを受け、上流にある萩形ダムの放流量調整や河川の中州の除去など、防災力向上と清流復元などの活動が必要として毎年この調査が行われています。
総会と流況調査には、北秋田市から同委員の堀部議長、虻川副市長(市長代理)、杉渕一弘議員、松橋久敏議員、永井昌孝議員、福岡由巳議員、上小阿仁村長と村議会議員、両市村の担当職員など18人が出席しました。
総会では、開会にあたり佐藤委員長(上小阿仁村議会副議長)、そして開催地である小林悦次上小阿仁村長があいさつし、次に、北秋田市の虻川副市長が「8月3日、そしてお盆期間中に発生した秋田県の降雨災害、特に県北地区が大きな被害を受けている。この地域においても土砂災害や家屋などに被害が確認されている。小阿仁川についても越水による被害が発生し、住居や田畑が浸水している。小阿仁川については、現在も県の河川改良事業により築堤工事等が継続的に進められており、清流の復元ということが大前提であるが、住民が安心安全な流水源として保持されることを願っている」などとあいさつしました。
続いて、佐藤委員長が議長を務めて協議案件に入り、事務局より令和3年度事業報告、収支決算の承認、令和4年度事業計画案、収支予算案が説明され、いずれも承認となりました。
また、今年3月の北秋田市議会議員の改選に伴う役員改選では、副委員長に杉渕一弘委員、監事に松橋久敏委員が選出されました。
総会終了後の小阿仁川流況調査では、上小阿仁村役場から萩形ダムに移動してから開会し、上流となる上小阿仁村の沖田面橋、杉花橋から流況調査に入りました。北秋田市の管轄では、鎌ノ沢橋と落合橋での流況調査を行い、最後に総括をして閉会となりました。