2022年08月21日
コンテンツ番号14759
先人たちの祈りの結晶が今ここに
(2022年8月21日)
第16回北秋田市民俗芸能大会が8月21日(日曜日)に北秋田市文化会館で行われ、勇壮な演技がステージ上で披露されました。
この大会は、市内で受け継がれている民俗芸能等を広く市民に公開し、民俗芸能伝承者の意欲と技量の向上を図り、また、民俗芸能の鑑賞と記録作成を通して市民の理解と認識を深めるとともに、民俗文化財の伝承・振興を目的に平成18年度から開催されています。
今年の大会には、6団体が出演予定でしたが、綴子大太鼓上町保存会(鷹巣地区)、比立内比靖会(阿仁地区)、福田獅子舞保存会(合川地区)、上若郷土芸能保存会(藤里町)の4団体が出演しました。
開会にあたり、津谷市長が「第16回を数えるこの民俗芸能大会であるが、実に3年ぶりの開催となり心から歓迎を申し上げたい。本日は6団体の出演を予定していたが、残念ながら4団体となった。藤里町からも出演いただくが、本市とは矢坂糠沢線期成同盟会の関係もあり、そして世界自然遺産の白神山地がある。本市も昨年、伊勢堂岱遺跡が世界文化遺産登録となった。つまり、遺産つながりもあり日頃より交流がある。これまで培ってこられた芸能を発表していただきたい。出場団体は二つ減ったものの、4団体の皆さんがこれまで伝統文化を継承していただき、後継者不足の中にも、市や地域にとって貴重で大事な財産であり、継承努力を続けている方々の素晴らしい芸術と考えている。この、それぞれの地域に根ざした伝統文化、芸術、芸能、これを我々も一緒になって大切にしていきたいし、多くの方々に広く伝える努力をしていきたい」などと主催者を代表してあいさつを述べました。
このあと、綴子大太鼓上町保存会の奴踊り・獅子踊りを皮切りに民俗芸能が披露され、来場者はそれぞれの特色ある演舞に大きな拍手を送っていました。